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コンビニの前まで来た時に見えた黒髪の頭
胸が鳴ったのがわかった


「ま、まじで……」


気まずい気まずすぎる。
でもきっとそう思ってるのは私だけで
向こうは別に私が来ようが来まいがどっちでもいいんだ


そう考えたら何か少しイラッときて
平然を装い店内に入る



「いらっしゃいませ……あ、」



向こうは私に気がついたのか声を漏らす
こんなにムカつく奴なのに声を聞くだけで
こんなに胸が苦しくなる。



自分ばかりこんな気持ちになるのが余計に悔しい



「おい、A、…」


飛雄の言葉を無視してミルクティーを取りレジに置く



「…150円です」


お金を渡して飛雄からジュースを受けって
自動ドアに向かって歩き出した


「A…、!!」


「ぅ…っ?!」


急に名前を叫ばれて何かと思ったら
首根っこを掴まれる


「は、…急に何…っ!」


「送ってく」


「え?」


「だから、送る。」



突然の事で訳が分からなくて聞き返す。
飛雄は何を考えてるんだろう


「いい…!!1人で帰る!」


「いいから黙って送られろボケェ」


私を封じ込めるかのように
グリグリと頭を撫でられる



「ほら、行くぞ」


コンビニの制服を脱いで出てきた飛雄は
私の手を引いてどんどん進む



「ねえ、今日LINE送ったんだけど」

「わりぃ、まだ見てねえ」

「ん、だと思った」



今までムシャクシャしてたのが嘘みたいに
スーッと心が軽くなる


それと同時に握られてる手に
脈打つ鼓動はどんどん早くなる


「ね、手離して」

「離さねえよ」


「え、」




「絶対に、離さねえ」



その手はより一層強く繋がれた

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月廻@岩ちゃんって何であんな男前なん?(プロフ) - 完結おめでとうございますヽ(;▽;)ノ!この作品、本当大好きでした!完結してもずっと大好きです!!続編、どれも本当おもしろそう!楽しみにして待ってますねっ! (2016年3月31日 16時) (レス) id: 8ce2ee2391 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃる子。(プロフ) - ゆいにんじんさん» ありがとうございます!ツッキーですね!了解しました(* ・v・ *) (2016年3月30日 8時) (レス) id: 1a4f5d57e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃる子。(プロフ) - アヤさん» ありがとうございます!嬉しいです(;_;)国見くんですね!コメントありがとうございます! (2016年3月30日 8時) (レス) id: 1a4f5d57e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃる子。(プロフ) - 神楽さん» ツッキーですね!コメントありがとうございます!(*゚▽゚*) (2016年3月30日 8時) (レス) id: 1a4f5d57e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃる子。(プロフ) - 通りすがりの高橋さん» すごい嬉しいですヽ(;▽;)ノ及川さんですね!了解しました(*゚▽゚*) (2016年3月30日 8時) (レス) id: 1a4f5d57e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃる子 | 作成日時:2016年2月11日 20時

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