コンビニ店員がドタイプだった。【影山飛雄】

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影山side

「て、事なんですけど。 どう思いますか。」

「いやいや、ごめん。全然わかんない」

次の日、俺は近くのファミレスに及川さんを
呼び出して、昨日の話をした


「いや、だから、」

及川さんに伝わるように、と
もう一度説明をしようとしたところで
言葉を及川さんに遮られる


「まあ気になってるんだろうね」

「は？」

「だから！お前が、その高校生の女の子の事を！！」

「俺が？あいつを？」

「そう。お前が、その子を」


そう言われてもピンと来ないものは来ない。
ぐぅ、と考え込むと聞こえてくるため息。


「お前にとってその子は何なの？」


「客、じゃないな……」


数秒考えた後、やっとの事で声を絞り出す



「….ほっとけない奴、ですかね。」



「それって、無意識のうちに飛雄が
その子のことを気にしてる証拠でしょ」


「妹みたい、ってことですか。」



「何でそうなるの」


ほんとありえないんだけど、とあからさまに眉を顰める及川さん



「だから、好きなんでしょ。その子の事。」


俺の話なんて興味無さそうにカップに入った
コーヒーをスプーンでかき混ぜる及川さん。



「好き……？」



及川さんが言ったその言葉が
やけに、頭の中で鳴り響いた

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