【文スト】彼女と共に【太宰治】 (ページ15)

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番外編2　後編ページ15

社内で調査をしていると、中也の携帯が鳴った。

中也｢もしもｓ!!立原!!大丈夫か?!今どこだ!!｣

相手は立原くんみたいで、必死で聞いている。

立原｢分かんないです…。それよりも…!1つの小屋が燃えて崩れ始めてて、其の中に俺ら居たんです!｣

何の話してるんだろう?
そう思ってると、中也がスピーカーにした。

中也｢それで…?｣

立原｢6人中5人は脱出できたんですが、まだ1人…Aさんが残ってて…!出る前に崩れたもんで…!!中也さん、どうしたらいいっすか!?｣

!!燃えて崩れてる小屋の中に、まだAが…?

芥川｢中原さん。あの林、黒煙が上がっています。あれではないでしょうか?｣

芥川くんが指さしながら言った場所をみると、とても黒い煙が上がっていた。まずい…

敦｢!?太宰さん!!｣

助けなきゃと思っていると、いつの間にか足が動いていた。

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皆が出てから2，3分はたったかな…?

だいぶ崩れてる。でも、上にまで炎が上がってるから脱出は不可能。

…太宰さん…。助けて…。怖いよ…。

太宰｢A!!｣

外から太宰さんの声が聞こえた。でも、外は見れない…

『太宰さん…!!』

中也｢どいてろ太宰!!A!!異能発動させとけ!!｣

中也の声も聞こえた。皆、心配してたのかな…?

ﾄﾞｫﾝ!!

そんなこと考えてたら、目の前の瓦礫が飛び散った。
異能つけてたから、私に当たらず奥に行ったけど。

太宰｢A!!｣((ｷﾞｭｯ

道が出来た途端、太宰さんに抱き締めてもらった。

嬉しい///

中也｢…泣いてんじゃねえか。とりあえず出るぞ。｣

泣いてる。そう云われた時、太宰さんのっことだと思って顔を上げた。

でも、太宰さんは泣いて無くて、じゃあ誰だろうと思ってると、両手に水が落ちた。

あぁ。私か。

太宰｢怖かったね。もう大丈夫だよ。｣((ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

太宰さんは優しく撫でてくれた。それが嬉しくて涙がこぼれた。

～fin～