消えそうな初恋。 (ページ2)

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.Aside

私には好きな人がいる。

でも、その好きな人には好きな人いて

好きな人の好きな人にも好きな人がいて………。

私たちの初恋、、

複雑すぎるーーーー！！！！

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和泉A、高校2年生。

後ろの席には親友の橋下美緒が、

左隣の席には幼馴染みの井田浩介がいる。

そして斜め左(浩ちゃんのうしろで美緒の横)には、

私の初恋の人、青木想太くんが座っている。

周りは仲の良い子ばかりで良い席なんだけど、

美緒の横の席が青木くんなのは少し…いやとても

複雑だ。

だって青木くんは美緒のことが好きだから__

谷口「じゃ、小テスト始めるぞー！」

数学の小テストか…。

まぁ塾でやったとこだし大丈夫か。

美緒「Aちゃん、Aちゃん…！」

「どしたの？美緒。」

美緒「ここどうだったっけ？」

「ええっとここは……。」

小テストの範囲であるところを聞いてきた

後ろの席の美緒。

美緒「ありがと…！助かった！」

「どういたしまして！」

そして小テストが始まった。

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美緒「Aちゃんさっきはありがとう！

聞いたところがちょうど出てきたから良かった！」

「いえいえ。」

井田「今日男バレ早く終わるから待っとく。」

「え？いいよ先帰ってて！」

井田「いや、俺がそーしたいだけだから。」

「ありがと、浩ちゃん。」

井田「おう、じゃあまた。」

私の所属している女バスも浩ちゃんの男バレも

体育館の競技ってことでいつも一緒に帰っている。

美緒「Aちゃん今日も部活か…！凄いね！」

「そう？笑」

美緒「うん！バスケしてるAちゃん、

めっちゃかっこいいよ！！」

「私は美緒みたいな家庭科部で女子力あるほうが

良いと思うけど。」

美緒「そうかな……笑」

だって青木くんが好きなのは美緒だから。

青木くんは私みたいな体育会系女子じゃなくて

美緒みたいな家庭的な子の方が好きなんだ。

美緒は「Aちゃんは私の憧れだよ？」なんて

言ってくれるけど、私は美緒が羨ましいよ。

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