74話【須臾百夢】 ページ25
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入り口をくぐった3人は巨大な渦に巻き込まれかける。
空間が割れ、時が狂い始めパイモンは焦る。
「どうしたらいいんだ！？」
『落ち着いて、願いを繰り返して』
麗が空とパイモンの手を握る。
その声は今まで聞いた中で一番落ち着いている。
『大丈夫、神子を信じて』
空は影のことを考える、ただ影に会いたい、と。
空がその事に集中し始めると麗は自身の元素力を解放し徐々に髪の毛先が紫へと発光する。
瞬間、神子が位置を特定できたのか3人はとある場所にたどり着く。
目を開くと息切れをした瓜二つの雷神＿将軍と影がいた。
『影さん！将軍！』
「…………」
3人の顔を見て影は驚いた表情をする。
「どうして…？あなたたち…一体どうやって再びここへ？それに…どうして姿が昔と同じままなのですか？」
「昔？それって…」
「この戦い、実に懐かしい。今のあなたの意思は、まるで永遠に関する規則を定めた時と同じように固いのですね」
空の問いを将軍の言葉が遮る。
「たとえ私が永遠におけるすべての敵を目の前に示しても、あなたは動じなかったでしょう」
「それほどまで規則に従おうとする意思、賞賛に値します」
『(国くんとえらい違いだなぁ……)』
将軍の言葉に麗がぼんやりと同じ家族である彼のことを思い出していると影は将軍のことを"永遠の守護者"と賞賛する。
「彼らがこの空間に戻ってきた時、まるで運命に導かれた必然のように感じました。
それに今回はお姉様もいらっしゃいます。
ではこの決戦をもって、私たちの五百年以上にわたる宿命に、終止符を打ちましょう」
「決戦？まさか…旅人さん、麗、下がってください」
「すべてを終わらせるってこと？」
空の言葉に影は微笑む。
「私にとっては、次の"始まり"となります」
刹那、火花が散った。
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空華(プロフ) - Mirukuさん» リクエストありがとうございます！甘雨ちゃん達仙人組は璃月編の方で書かせていただきます。容彩祭の後なので少しリクエストお応えできるまで時間がかかりますが気長にお待ちください！こちらもいつも作品を読んでくださりありがとうございます！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
Miruku(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！リクエストで甘雨ちゃん含む仙人たちと鍾離先生の絡みをぜひ見てみたいです！これからも楽しく見せていただきます！ (2022年9月28日 21時) (レス) @page32 id: 6887e117d0 (このIDを非表示/違反報告)
空華(プロフ) - 白鷹。さん» リクエストありがとうございます！綾人承知しました！いつも読んでくれてありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月28日 17時) (レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
白鷹。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！リクエストなのですが綾人と絡ませてほしいです（お茶するとか雑談とか）更新応援しております‼︎ (2022年9月28日 7時) (レス) id: aa069cf9f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年8月24日 18時
