69話【ただいま】 ページ20
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あの日以来、目狩り令は廃止された。
人々の願いは本当に強い。
それはきっと神の力さえも凌駕するだろう。
そう思いながら麗は天守閣の門をくぐる。
今日、麗は雷電将軍から天守閣にお呼ばれされた。
理由は不明だが何となく麗にはわかっていた。
階段を上り、将軍の許可を取り、部屋に入る。
後ろを向いていた将軍はこちらに振り返り「こちらに」と麗に言う。
「あなたのことは内なる協力者に説明をいただきました」
『そっか、じゃあ挨拶は不要だね。よろしくね、えっと…将軍？』
「はい、お姉様」
『うんうん……ん？お姉様！？』
『どういう説明を受けたの！？』と将軍の肩を揺さぶりながら聞くが当の将軍は何も喋らない。
すると将軍の代わりに誰かが麗に語りかける。
〈その話はこちらに来てから話しましょうか〉
『へ？』
その声が聞こえると麗は一心浄土に引き込まれる。
麗が思わずつぶってしまった目を開けると目前には将軍…でなく影が佇んでいた。
『あ…影さん…』
「そんなにかしこまらないでください。
本日は来てくれてありがとうございます」
『そんな、私も呼んでくれてありがとう…ございます…』
「ふふ」
影は腕を広げ、麗に「おいで」と優しく言うと麗の目からボロりと涙が溢れ出し思っいきり影の胸の中に飛び込む。
『影さん…！ごめんなさい、勝手にいなくなっちゃって！ごめんなさい……』
「麗…」
ぐずぐずと泣く麗を見ながら影は優しく抱き締め返す。
「いいんです。私も、神子も、こうしてあなたにまた出会えたんですから」
影は麗の涙を細い指で拭いながら呼びかける。
「おかえりなさい、麗」
『…！………ただいま！影さん！』
＿＿＿＿＿
『それでお姉様って何？将軍になんて言ったの？』
「麗は私の妹なので作った将軍の姉に当たるかと思いましたのでそう教えました」
何がいけなかったでしょうか？と言う顔で見てくる影に麗は苦笑いを返す。
『(神としてかっこいいけど影としてちょっと抜けてて可愛いんだよなぁ、影さん)』
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空華(プロフ) - Mirukuさん» リクエストありがとうございます！甘雨ちゃん達仙人組は璃月編の方で書かせていただきます。容彩祭の後なので少しリクエストお応えできるまで時間がかかりますが気長にお待ちください！こちらもいつも作品を読んでくださりありがとうございます！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
Miruku(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！リクエストで甘雨ちゃん含む仙人たちと鍾離先生の絡みをぜひ見てみたいです！これからも楽しく見せていただきます！ (2022年9月28日 21時) (レス) @page32 id: 6887e117d0 (このIDを非表示/違反報告)
空華(プロフ) - 白鷹。さん» リクエストありがとうございます！綾人承知しました！いつも読んでくれてありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月28日 17時) (レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
白鷹。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！リクエストなのですが綾人と絡ませてほしいです（お茶するとか雑談とか）更新応援しております‼︎ (2022年9月28日 7時) (レス) id: aa069cf9f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年8月24日 18時
