66話【民の願い】 ページ17
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無事に一心浄土にたどり着いた麗と神子は影に苦戦している空の方に歩み寄る。
すると空が神子から渡されたお守りを取り出す。
「なんじゃ？今さら思い出したのか」
『おまたせ、空くん』
2人の存在に気が付いた影はその手を一度止める。
「神子、麗。これはあなたたちの計画ですか…」
影が2人に問いかけると神子は冗談を聞いたように笑う。
そんな神子を見ながら麗は少し不安げな顔をする。
「意識を物体に憑依させる技…誰に教わったか忘れたとは言わせぬ」
『えっ、じゃあ今の神子って…』
まさか意識だけの状態？と麗が神子に問いかける前に神子はおちゃめにウィンクをする。
生身で来たのは自分と空だけだとわかるとしてやられた！という顔になる麗。
「もしや汝、己の"願い"だけで影の意思に勝てるとでも？」
「……」
「汝はここにいるが"彼ら"の願いはもうとっくに汝に宿っておる」
『神子…』
「じゃから、目を閉じるがよい」
目を閉じた空が立ち上がり出すと徐々に彼の周りに光る粒のようなものが現れる。
麗はそれが人々の願いだと確信した。
そして空が完全に立ち上がると同時に聞き覚えのある声が響く。
〈"目狩り令"を……廃止してほしいです！〉
『(これが…願いの具現化……)』
影は人々の願いを見届けると彼女は元素力が徐々に解放していき、その目が光る。
空と人々の願いに彼女も本気を出して戦うつもりなのだろう。
麗はそれを感じ取ると空の手を握る。
「！」
『空くん、私の"願い"も受け取って』
麗は優しく笑うと両手で空の手を包み込み淡い紫色が麗から空の方へと流れ込む。
先程の戦いで傷ついた傷口が治り彼の周りに複数の光が顕現する。
「麗」
『託したよ、1発かましちゃえ』
「………うん！」
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空華(プロフ) - Mirukuさん» リクエストありがとうございます！甘雨ちゃん達仙人組は璃月編の方で書かせていただきます。容彩祭の後なので少しリクエストお応えできるまで時間がかかりますが気長にお待ちください！こちらもいつも作品を読んでくださりありがとうございます！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
Miruku(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！リクエストで甘雨ちゃん含む仙人たちと鍾離先生の絡みをぜひ見てみたいです！これからも楽しく見せていただきます！ (2022年9月28日 21時) (レス) @page32 id: 6887e117d0 (このIDを非表示/違反報告)
空華(プロフ) - 白鷹。さん» リクエストありがとうございます！綾人承知しました！いつも読んでくれてありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月28日 17時) (レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
白鷹。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！リクエストなのですが綾人と絡ませてほしいです（お茶するとか雑談とか）更新応援しております‼︎ (2022年9月28日 7時) (レス) id: aa069cf9f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年8月24日 18時
