62話【仙狐】 ページ13
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雷元素でボロボロになった空にパイモンと麗は駆け寄る。
「そ、空ぁ！大丈夫か！？」
「ものすごく痛い」
『雷元素ってパチパチしてて痛いもんね。
感電や過負荷なんかしたら一巻の終わりだよ』
麗にそう言われ自分が今水元素や炎元素を持っていないことに内心ホッとする空。
「ほれ休んでる場合か。できるまでやるぞ」
『神子の鬼ー！』
麗の言葉を聞かず神子は空の背中を押しながら装置の範囲内に誘導していき、訓練はまた始まった。
数回同じことを繰り返していると空も雷電将軍の技を回避した経験があるからなのかしばらくすると全ての攻撃を回避できるようになった。
「けっこう練習したな…」
「キツかった…」
「ところで、神子はなんでこんなに雷電将軍のことを知ってるんだ？」
「ほう、それを妾に聞くのか？
そうじゃな…妾が"雷神の眷属"であるからじゃろうな」
「えっ！？バルバトスとトワリンのような関係なのか？全然そう見えなかったぜ」
眷属と言われ動物姿の神子を想像した空とパイモンは神子に狐お姉さん興味があることを見抜かれ素直に見てみたいと言うと「調子に乗るな」と冷たく返された。
『神子、そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃん。減るもんじゃないんだから』
「汝には分からぬじゃろうな。妾のこのもふもふの価値が」
「麗は見たことあるのか？どんな感じだったんだ？」
『神子が小さかった頃だから参考になるかわからないけど………い、言わないから雷元素の狐出さないでよ…』
麗が喜々に喋ろうとすると神子は背中の方から雷元素の狐を顕現させじっと麗の方見て口封じをした。
「うぅ…」
「気にすべき点は妾の姿でなく、なぜ妾があやつと会わなくなったかじゃろ？」
神子と影の夢である永遠は初めから食い違っていた。
影の永遠は全ての"静止"を表していたのだ。
「別れも告げず、会うこともなく、妾たちの関係はあの時のまま保たれる。少なくともあやつはそう考えておるんじゃろう」
「将軍の考えが間違っている」
「神子……いい友達だな」
『絶対これ言ったの計画を理解してもらう為でしょ…』
「麗はよく分かっておるな。という事で調子に乗るでないぞ？
さあ、雑談はここまでじゃ。そろそろ"対雷電将軍特訓第二幕"と行こうか」
「まだあったのかよ！」
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空華(プロフ) - Mirukuさん» リクエストありがとうございます！甘雨ちゃん達仙人組は璃月編の方で書かせていただきます。容彩祭の後なので少しリクエストお応えできるまで時間がかかりますが気長にお待ちください！こちらもいつも作品を読んでくださりありがとうございます！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
Miruku(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！リクエストで甘雨ちゃん含む仙人たちと鍾離先生の絡みをぜひ見てみたいです！これからも楽しく見せていただきます！ (2022年9月28日 21時) (レス) @page32 id: 6887e117d0 (このIDを非表示/違反報告)
空華(プロフ) - 白鷹。さん» リクエストありがとうございます！綾人承知しました！いつも読んでくれてありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月28日 17時) (レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
白鷹。(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！リクエストなのですが綾人と絡ませてほしいです（お茶するとか雑談とか）更新応援しております‼︎ (2022年9月28日 7時) (レス) id: aa069cf9f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年8月24日 18時
