被検体､デスゲームをする2【狼ゲームanother】 (ページ7)

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56話【協力者】ページ7

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ユウトと疑問にタクヤが答える

タクヤ「え？そりゃあ…アオリさんが遺体安置所にいたからだろ」

ユウト「それは変だと思うんだよね」

A「アオリは、ずっと教室にいたから？」

私がユウトに聞き返すとユウトはこちらに目を向けた

ユウト「そうだよゴスロリ狼。
それに､遺体安置所なんて場所…。普通､誰も近寄りたがらないでしょ…」

チエ「…たしかにそうですよね。
いくらアオリさんが､ちょっと変わった人だったとはいえ…。
遺体安置所に一人きりというのは､不自然な気がします」

ミホ「狼に狙われるかもしれないのにというときに…用心深い彼女らしくないわ」

リンタロウ「なにか、目的があったのかなぁ？」

リンタロウの言葉にユキナリは思案を始める

ユキナリ「ずっと教室にいたアオリさんが､誰もいない遺体安置所にいた理由…
それって､もしかして…協力者に会うためじゃないかな…？」

コウ「協力者に会うため…だと？」

ユキナリ「はい…。手帳のことページを見てください」

ユキナリはアオリの手帳を捲り読み上げた

ユキナリ「『今回の狼は､彼だ…。私の直感が告げている。だが私の勘だけでは、狼を裁判で追い詰めるには不十分かもしれない。
決定的な証拠や、目撃者をつくるには…協力者が必要だ…
協力者を選ぶなら…頭がよく、感情に左右されず､社交的な人物がいい。
そういう人物と組めれば…今後のゲームで生き残る可能性も上がるはず………そうだ。
"あの人"と手を組もう。
他の参加者にも、私達の関係がバレないほうがいいだろう。遺体安置所で､密かに会うことにする…』」