アンsパート2 ページ7
俺は月、水、日曜日の午後5時、決まった場所に出掛ける。
…まぁ、出掛けるって程じゃないんだが(笑)
徒歩３０秒で着く、親戚の家だ。
今日も合鍵を使って、手慣れたようにドアを開ける。
「………いるか〜？」
「…」
何も聞こえない。部屋は真っ暗。靴は一足だけ。玄関先にある花瓶の花は見事に茶色く枯れている。
相変わらず生活感の無い家だ。
…アイツはどこだ…。
「お〜い？いるのか…？」
上の方から「ドンッ…！」と音がした。
「…二階か…」
ほこりの被った階段を二段飛ばしで歩いてゆく。階段にはうっすらと足跡がついている。
どうやら、数える程だが下には降りてきているようだ。
「…入るぞ…」
俺はドアを開けた。
カーテンも締め切った部屋。テープでぐるぐる巻きにされた大きな鏡。ぐしゃぐしゃの部屋。
そして…部屋の隅にはしゃがみ込み震える女。（人1）。
「…大丈夫か？」
「…ぅん…」
蚊の鳴くような声でソイツは返事をした。
（人1）は、俺のいとこ。2歳下だ。
もう何年も前からこんな状態だ。
ボサボサの髪。痩せ細った身体。
「…ちゃんとご飯食べてる？お風呂は？」
「〜〜〜…。」
…聞こえない。まぁどうせ母親がいたのだろう。ずっと部屋にこもっていたんだな。
「そっか…。簡単なもんしか作れないけど…キッチン借りるかんな？」
持っているレジ袋をガサガサと音を立てて見せた。
「…ぉわっ！？」
いきなり俺の服の裾を掴んできた。こちらを見ながら涙目でフルフルと首を横に振っている。
「…食べたく無いの？」
「…また……1人になるのヤダ…」
コイツは、何か精神的な病気らしい。
コイツの母親は、「少し人見知りなだけなの。」
なんて変な言い訳かましてるが、それじゃぁなんで薬を飲んでんだ。
お前のせいで（人1）はこんなになっちまったのに…
（人1）の頭をポンポンと撫で、「大丈夫。一人にしないよ」と呟いた。
（人1）は小さく頷くと、「じゃぁ…ぱそこんしてる…」といい、机の上にある電源がついたままのパソコンを指差した。
「これみてると…いつでもそばに居てくれてる気がするの…」
…この時、（人1）が微笑んだように見えたのは、見間違いなのだろうか。
「ふ、ふりーだむ…面白いよ…」
「……」
…無性に顔が赤くなった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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ミッシェル(プロフ) - 非！☆リア☆さん» 了解〜ｗあたしの予想と当たってたｗ (2013年2月21日 13時) (
レス) id: 934dd7de36 (このIDを非表示/違反報告)
ミッシェル(プロフ) - 非！☆リア☆さん» それでいい☆ あたしはなんて呼べばいいかな・・・？ (2013年2月19日 22時) (レス) id: 934dd7de36 (このIDを非表示/違反報告)
ミッシェル(プロフ) - 非！☆リア☆さん» ・・・なぜ「さん」付け？！え・・・そんなに親しくなかったっけ・・・？あれ・・・？ん？分からなくなったｗ (2013年2月19日 21時) (レス) id: 934dd7de36 (このIDを非表示/違反報告)
ミッシェル(プロフ) - ・・・・ランキングやばい・・・話もヤバイ/// (2013年2月19日 21時) (レス) id: 934dd7de36 (このIDを非表示/違反報告)
南城実典(プロフ) - ｱﾝﾀﾞｰﾊﾞｰｓカッコいいぃぃぃ((ry
リクいいですか？
そらるｓで、そらるｓが孤児院の血の繋がってない兄弟で... 的なお話をリクさせていただきます(( (2013年2月19日 19時) (携帯から) (レス) id: f8435ce2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：非！☆リア☆ | 作成日時：2013年1月6日 23時
