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____ ページ3

「セイリン様!只今出来ました!」


「セイリン様!それは長すぎます!」


「セイリン様!」






………彼女は初代オリヒメ幹部の【チリカ】。優秀な子よ。


仕事を始めたばかりの私を一生懸命に支えてくれた。


いつも笑顔で、優しくて。姉のように慕っていたわ。









__________________それは突然だった








「チリカ。少し来てほしいの。」

「なんでしょう?」

「なんか、糸車の調子が悪いの。こんなこと初めてだから……」

「ええっと……む……むむ…」

糸車に何故か糸をかけられない…早くしないと、糸の質が落ちてしまう…。はやくしないと……


「ど……どう…?直りそう?」

「少し、生命力が弱い……ような…」

「あっ、では針をとってくれる?私の神通力を注ぐわ。気を付けて取ってね。冥界の物だから、下手したら取られるわよ。」


「はい。よっと……」



抜いた瞬間、私の神通力が勢い良く吸い取られる。

満たされたところで、針を戻す。


「ふぅ。これで動くかしら…?」

試しに神通力を込めながら、糸を通し、動かしてみる。


その時だった


勢い良く回りはじめ、針が抜け落ちてしまった。



そして、

「!?糸が……ハッセイリン様退いて!!!」



私の方をめがけて飛んできた。




______ささらない



「!?ぁ"あ"あ"あ"チリカァァァ!?_________ 」


私ではなく








チリカの___________









糸車についている針が、彼女の心ノ臓を………









ツラヌイテイタ







なんで…………






「チリカ…イヤ………イヤよ……逝かないで………?」


「セ…イリン…様…そ、んな顔……なさら…な、い……で……………?」


「私が!チリカの糸を急いで紡ぐから!あと少し頑張って……ッ!?…………離してよ……」

手を掴むチリカ。もう糸が……!彼女の糸が、切れかかっているのに……!!




「ダ…メで…す…秩序が……乱れ……ま……す………」

「でもッ!?」

「貴女様が……過ち…を……犯しては……いけ…ません…!」

「…………チリカ、私…」




「姉様」

現れたのは私の妹で、冥界にいるはずのテンネ。
騒ぎを聞き付けて冥界から来てくれたらしい。

「…大切な幹部の最期は……笑って送りましょう?」

「テンネ………グス((うん。…チリカ」















[ゴメンナサイ]

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設定タグ:オリキャラ , 短編集   
作品ジャンル:ファンタジー
関連タグ:WEST. , 特撮 , SEVENTEEN , strm , snowman , CR
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作者名:輝夜 | 作成日時:2021年1月11日 17時

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