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昨夜
任務が終わり
部屋に帰ると
そこには誰もいなかった
女王様の話によると
予想通り
"アリス"が彼女を連れ去ったらしい
…大層 怒っていたよ
僕はますます"惚れた"けどね
変な意味じゃないよ？
え どんな意味かというと
もちろん"アリスとして"だよ＿＿＿＿
「飼い猫は大切にしないと…
……そうだよね
ストーカーの"チェシャ猫"さん」
「つまり それは
どこぞの悪い女王様や
寂しがり屋のウサギさんに
食べられちゃう…ってこと？」
「兎が猫を食べるなんて
弱肉強食の論理が崩れますよ」
僕に触れようとする手を軽く叩いた
「ふーん そう…
その論理でいくと
……食べちゃっていいわけ？」
「はい？？？
それより
＿＿いつから僕に気づいてたの？」
「さぁ…」
「調子に乗…
＿＿＿＿！？」
視界が真っ暗になった
「目を合わせなければ効果なしかぁ」
瞳は布で覆われた
「……あっ」
首筋を撫でられ 全身の力が抜けて座り込んだ
布を解こうとするけれど
片手で両腕を掴まれた
「おい あっ… 何し…っ」
ふ ふ 服の中に…！？
「お？ 意外に筋肉あ…」
「おい 五十嵐
夜だからって
外ですんな
…せめて中でしろ」
＿＿アリス？！
「中ならいいってこと？」
「お前な…」
状況が掴めないっ
この女は
どうして僕に跨って服の中に手を突っ込んでんの？
「……た 助けて
アリスっ」
「その呼び方…
たしか…」
何でもいいから早く助けてよっ
「そーそー
噂の白ウサギさん」
「あー…」
「チェシャ猫」
ネクタイ(布地)だったのが幸いか
「なっ＿＿」
目が合った
「《そこをどけ》」
「五十嵐…？」
彼女は僕から退いた
「ん……あ？」
「五十嵐…お前…」
「へぇ
結構やるじゃん
糸使いねぇ」
「うるさいっ」
「あれ？怒った？
さっき猫は兎を食べてもいいって言ってたのに…」
「何をわけのわからないことを…」
「お 落ち着け A」
「あんな屈辱感を味わったのは
生まれてはじめてだ
チェシャ猫
＿＿＿＿いつかお前を○してやる」
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舞華鳥(ﾏｲｶﾁｮｳ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます！！ 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (
レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです！今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー｀*)ﾉ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞華鳥(鳴海・LＭ・はるか) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時：2019年2月16日 19時
