_0章_僕と"アリス"_ ページ1
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「ウサギさん まって!」
白色の毛並みのウサギを追いかけて
君は現れた
「まって…てば!」
__サッ
彼女の懇願虚しく
そのウサギは
僕の目の前にやって来て消えた
いや___
「ごめんね」
____僕が"消した"と言った方がいいかな?
「え…?」
「ごめんね "アリス"ちゃん」
僕がウサギを使ってアリスを呼んだから
「どうして…
あなたがあやまるんですか?
それに ウチ
ウチは…
____"アリス"とちゃいます」
『君は"アリス"だよ』
見守り続けている
僕を止めることができる
唯一の存在
だから…
「____ねぇ 僕を見つけて
君が僕を"消して"
そうしないと
僕は
沢山の人を"コロ"し続けてしまう
_____"アリス"ちゃん」
「だから
ウチは"アリス"とちゃいますて!
ウチには…!」
「僕は知ってるよ
"君の名前"
誰よりも君を見守ってきたからね」
「じゃぁ…
どうしてウチを"アリス"っていうんですか?」
「君が白いウサギを追いかけて
僕の目の前に現れたから…かな?
…まるで童話の"アリス"みたいに」
「ウチが…?」
「そう 君が"アリス"なんだ
僕にとって____」
「…ウチには
これっぽっちもりかいできません」
「いいんだよ 今は__
あ そろそろ行かなくちゃいけない」
「えっと…
…もう いってまうんですか?」
「うん
"女王様の命令"は絶対だからね」
シ刑宣告され
僕の時間が止まった
今は
「じょおー様のめーれー?」
「そうだよ
女王様は命令を聞かない者の
首をハネてしまうんだ
実際にそれをするのは
"僕の仕事"なんだけどね」
「そんな…
そんな しごと やらなくたって…」
「そのために"君の力"が
___"アリス"の力が必要なんだよ
僕には僕を止めることができない
だから
いつか 君が止めてよ
君が僕を止めてよ
_______"……"」
「どうして
____ウチの名前を?
あなたは知って…
あなたはだれ?
あなたは____?」
「__"アリス"は僕に質問してばかりだね」
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舞華鳥(マイカチョウ)(プロフ) - あづめ.さん» ありがとうございます!! 今回の作品は1年間練った様なものなので楽しんで頂けると嬉しいです☆ (2019年2月18日 19時) (レス) id: 1fb8c4817e (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - 舞華鳥さんの学園アリス大好きです!今作も楽しく読ませてもらいますヾ(*´ー`*)ノ (2019年2月18日 19時) (レス) id: cefdfa88b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2019年2月16日 19時