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貴「自分のことを教えてくれる人も

助けてくれる人もいなかった

あの人と出会うまでは____」



蜜「……あの人?」



貴「…うん


言葉も知らなくて 行く宛もなくて 途方に暮れていた

不思議な人形を学園に連れて 世話をしてくれた優しい人



あの人がいたから


私は沢山の大切な人に出会って


自分のことも知ることもできた」




蜜「A」




貴「あの人と出会えたのはアリスのおかげ


だから

このアリスで手を汚しても

誰に悪口を言われ 避けられても

嫌いになれない

私は


____アリスが"好き"」






私は君の答え次第で


今後の守り方を変える







貴「___私は"アリスに生まれてよかった"






蜜柑は"アリス"に生まれてよかった___?」







蜜「__うんっ!//



ウチもアリスがあったから


Aやみんなと出会えた




____ウチもアリスが"好き"」







貴「蜜柑」





____蜜柑を守る




たとえ 誰だとしても




君を傷つけるなら




その人から私が君を守るよ




蜜柑のアリスと一緒に____






私達が守れなかった



あなた達の代わりに





貴「あ…」



蜜「ん?」



ザッ(ウサギ人形になる)



蜜「えーっ(驚」



貴「私は先に戻るね〜」←飛んでいく



蜜「あ…ちょっ」



ル「佐倉…?」



____


__on the tree



動かないわけないよね…


でも 私には止める手段がない


まぁ 腐れ縁の彼が止めてくれているだろうけど


時間の問題


この事件が無事に解決しても


私とあなたの未来は"破滅"が待ってるかもしれないね


……帰りたくなくなってきた



翼「雪兎」



あー…岬先生 ご愁傷様です(苦笑)←



翼「お前 本当は知ってるだろ?」



貴「ほえ?」



翼「高等部の穴やあの二人の正体

それだけじゃなくて

……彼奴らの居場所も」



サッ(木から降りる)



貴「……少しは」



流石に居場所までは…



翼「な__っ」




貴「私はあくまで戦"力"として


ただ一番《大切な人》を守りに来ただけです


頭は貸すつもりはありません」





翼「____お前 何者だ?」




貴「私は"A"です____」





私は暗闇の方へ引き返した



ザァ



風が冷たい



貴「バカな人…」



今も まだ 好きなんだね


…わからなくもないけど


もし 私が男の子だったら


確実に彼女に惚れていたと思うし



タッタッタッ



ル「あ A」

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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/  
作成日時:2018年3月22日 1時

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