学園アリス☆最強の王子様☆８

〜３６２〜 ページ15

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野「…佐倉さん

我々の元からほぼ一切痕跡を残さず消えた、今井兄妹について

かすかに残った記憶や手がかりをもつ私とルカ君

…そして櫻野君の3人を筆頭に

学園の協力も得て、長い間過去・未来へと捜索を続け

そしてわずかながらも彼らの手がかりをつかんできました」


ル「佐倉、君に聞かせたい『声』が…」


ルカがキノコ?を出してきた



蜜「それは…？」


ル「今井が残したものだよ

録音された声は幾度も消えているけど…

その都度過去や未来のどこかから

彼女達の声が未だに上書きされているんだ…

聞こえる？佐倉…」



蛍『…かん、み…かん

17歳、誕生日おめでとう。

今日は…一緒に過去の旅で見た

あんたの本当の誕生日ね。

きっと今のあんたは、それも忘れたままだろうけど。

どこにいても、何があっても



あたしはずっと覚えてる。』




＿＿＿＿蛍




志「蜜柑

今日は彼女の言うとおり、君の本当の17歳の誕生日…

君の母、柚香が君を身ごもり、学園を去る決断をしたのも同じ17歳…

縁あるこの日に…君に一つの決断を委ねたい。

先程、鳴海先生が話した通り、君のここでの暮らしも完全に保障できなくなった今…

君の中のアリスの欠片を守り通し、故郷を離れて『準備アリス』としての生き方を選ぶか

アリスである道よりも一般人として、我々のことを再び忘れ、新たな土地でこれまで通りの生き方を選ぶか




蜜柑


君の答えを聞かせてくれ」

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