【学園アリス】不思議な少女【４】

〜１６２〜 ページ15

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蜜「の…のだっち……っ

のだっち……っ」


ガッ…


翼が殿内の胸倉をつかんだ。


蜜「翼先輩…っ」


殿「てめえ、どういうつもりだ。

何でいきなり勝手に…っ

のだっちにあんな危険なマネ…っ」


蜜「翼先輩やめて…っ！」


殿内の考えは、間違ってはいないと思う…


速『裏切り者は…

特力の』


殿『うそだろ…』


殿「翼…お前は…;;」


翼「え？」


ザ…


貴「敵が来た…！

のばら……」


私は、アリスを使い、全員の動きを封じた。


の「A君……」


ゴオ…


のばらが風紀隊の足元を氷で固めた。


殿「蜜柑、みんな、一か所に集まれ。

テレポートでここを脱出だ。

頼むぞ、蜜柑っ」



〜〜〜


テレポート先で、生徒たちに囲まれた。


殿「こんなに大勢…っ

しかも、よく知ってる顔までいる。

こんな事に関わるようなタイプじゃない生徒まで…

おい、お前ら、どういうつもりでこんな初校長の犬みたいなマネ……っ

何で;;」


「仕方ねーだろ！」


殿「え…」


「俺らだって誰がこんなマネ…っ

招集を拒めば、立場は悪くなるどころか、あいつらみてーに。」


小泉のアリス…！


「あんな操り人形にされてまで、拒否って俺らがお前らを庇い立てする義理どこにあるってんだよ。

大体、こっちのセリフだよ。何なんだよお前ら。

俺らを一体何に巻き込んでんだよ。

お前らが逃げれば逃げるほど、とばっちりくらって迷惑なんだよ、こっちは。

逆にお前らを捕まえれば、立場も

……報酬だって望める。


さっさと捕まれよ。」


わ…っ


ゴオ…


「「わ」」


「な…なんだよこれ！？火の竜巻？！」


ドッドドド…ドガン…ゴオォ……


ル「棗…っ」


「わ」


ル「棗…っダメだ、ケガをさせちゃ。

あの中には操られてる人もいる…っ

そんな事をしたら…また棗が

また棗が傷つく…！

棗がつらくなる……っ！」


棗「ルカ…っ

今はもうそんな場合じゃ…」


翼「棗の…この力…

元々彼奴の火のアリスはパワーも凄いが、バリエーションも並みじゃなかった。

でも今の力は、これまでとは明らかに違う。

これって…あいつの中に入った石…


念力系…？」



棗「蜜柑、その他っ

さっさとこい！」


ぐわっ


「「！！」」


蜜「わ」


棗「いくぞ、テレポート。

今度こそ、人気のない所へ…

失敗してんじゃねーぞ(怒」


蜜「は…はい;;」

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