学園アリス・棗の双子の姉・３ (ページ8)

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幹「蟻地獄に引っかかったのは一匹だけですか。

まぁいい、どっちにしろ全員籠の中の鳥だ。

残り3人を大広間まで案内して…」

「幹部

この侵入者、組織のデータと念のため照合してみたんですが、

この子供達、

あの黒ネコと黒兎です。」

幹「ほう、それは…」

「あ…」

幹「高名なる我が後輩殿等と、初対面というわけですか……

これは楽しみだ…

ボスにこの朗報を、すぐに伝えなさい。」

～～～～

翼「おーーい、ホントにこっち来てよかったんかよー

大体、自分から扉開くこと自体罠臭いっつーか。」

貴「ここ以外、道はなさそうだしな…」

棗「奴らがこの道で来いと条件突きつけてきたんだ。

売られた喧嘩は黙って買え…」

翼「…お前が怒ったって仕方ないだろー

これ以上、もう気にすんなよ。

確かに今まで大口叩いてた割りに、蜜柑助けられなかったのは人としてかなりイタイっちゃーイタいけどさーー」

棗「…(怒」←棗地雷スイッチON

ちゅどーーん

ヒュン

貴/ル「棗っ」

翼「あっぶねーー…お前。」

棗「……っ

…なせっ(怒」

翼「それだけ元気あれば、大丈夫だな。

走るぞ！」

翼「…何か

この光線に行先、自然と追いやられてるカンジしねえ？

…何となく」

「「え…」」

大きい部屋についた。

前には数人の敵。

「ようこそ、待ってましたよ

日向棗君にA君と、その他２名の諸君

直にあってみると

まぁ…こんな子供と小娘っぽい子供があの『黒ネコ』と『黒兎』ですか…」

ああ、外では男となってるからなぁ。

棗「……彼奴は何処だ。」

「何のためにここまで奴らを追って来たかは知りませんが、降ってわいた幸運といったとこなんでしょうかねえ…」

棗「あいつをどこにやった」

「志貴君、どの程度の力か、まずは小手調べと行きましょうか。」

～～

「おや、君は戦わないのですか？『黒兎』」

貴「人のアリス奪っといて、そのセリフはねーだろ。」

翼/ル/棗「…！！」

「さぁ、何のことですか？」

貴「…その女に聞けよ

返せよ…俺のアリス…」

ボオーー

私は、志貴とか言う男の周りに火を出した。

翼「おま…アリスとられたんじゃ…」

貴「俺らをお前らヘボと一緒にすんなよ…はぁはぁはぁ…」

「ほう…華奢な割りには体力は有るようだ。」

棗「A…もういい…下がってろ。」

貴「はぁーーーあ！！」

志「クッ…」

そろそろ限界か…

蜜「あ…」

翼「みかんっ」