学園アリス・棗の双子の姉・３ (ページ34)

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貴「何話してんだろ…」

棗「…」

貴「ちゃんと、棗もプレゼント…

用意してるんだね。」

棗「…」

貴「…棗」

『お姉ちゃん…』

棗「どうかし…

…？！(涙…？！)」

貴「葵…

絶対に…

絶対に、助けるから…(ボソッ」

棗「…俺たちで。」

棗が、私が窓枠に置いていた右手に、自らの左手を重ねてきた。

『お兄ちゃん、お姉ちゃん…』

葵の悲しそうな声が離れない。

窓からの景色は正反対で、楽し気だった。

～～～

貴/棗「…(ムスッ」←漫画を乗っけて寝てる

野「わー、蛍ちゃんキレーなお手紙ーっ！

大富豪さんからのパーティーの招待状？」

心「かもね。」

ぶわっ

「……『花園会』？」

翼「よー蜜柑。」

美「ハッピーバースデー♪」

翼と美咲が来て、色々話をしてるようだ。

タ「みなさーーん、もちつきをはじめまっすよー」

貴/棗「…」←頭から落とし、漫画を手に持った。

翼「よう☆(にひゃっ」

タ「自分の食べる餅は……」

貴/棗「…(べー&左の親指をしたに向ける」

蜜「翼先輩ーーもちつき手伝ってーー！」

翼「……(息ピッタリだな此奴ら、うぜぇ…(怒」

貴/棗「フン…」

私達はまた漫画で顔を隠し、ボーッとし始めた。

いつの間にか、餅を作り終えたのか、皆は食べようとしていた。

正「棗君、A君～～(ハート)

これ、私のつくったイチゴ味のお餅なのー！

アンコ入りでー

よかったら、一個ずつ食べてねー(ハート)」

蜜「これ、ウチがつくった持ち入りのぜんざい。

食べへん？

………さっきは」

貴/棗「……」

蜜「えと…

こ…ここ、おいとくな！(やっぱきまずーーーい！！)

では！」

机に置かれたぜんざい(一皿)を私達は眺めた。

貴/棗「……」←互いをみる。

貴「棗…頂きなよ。

ぜんざいは、嫌いだから…(本気」

棗「……あぁ。」

影と蜜柑たちは、花園会の話をしているみたいだ。

美「でも、あたしはやっぱ、やだな。

不気味な噂多すぎなんだよ、花園会。

てか、中等部校長が年齢や出身の話もそうだけ

ホラ、お気に入りの女の子を閉じ込めるとかいう例の噂」

翼「ああ」

貴/棗「＿＿＿＿…っ」

私は棗の顔をみた。

棗の顔色が一気に変わっていた。

それからも、花園会の話は続いていた。

それから、蜜柑らはサロンの抽選玉というのを探し始めていた。