学園アリス・棗の双子の姉・３ (ページ26)

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蜜「あんた、誰やの…？棗やルカぴょんと普通に話せる女の子なんて、珍しいなぁ。
見たことない顔やけど、その服着てるってことは、ウチらと同じ初等部生よな～？
あんた、可愛いなぁ、羨ましいわ～(ボソッ」

蜜柑が耳元で一方的にコソコソ話して来た。

棗/ル「……」

貴「うっせぇ…ブス」

蜜「なんやとー！ちょっと可愛いからって、ムカつくなーあんた！」

貴「誰が…可愛いだと…(イライラ」←実は、可愛いと言われるのがニガテ

蜜「ぎゃーっ

って、Aかいなっっ！」

私の腕を離し、蜜柑はそう言った。

蜜「驚いたぁ～さっきまで男の子の服きてたのに、なんで、女装なんかしてんのー？」

棗/ル「(女≠女装)」

貴「女が女の格好してて、何が悪い…(イライラ」

蜜「そやった、あんた女の子やったなー

いつも男の子みたいやから、男の子と勘違いしとった。」

ル「棗

そう言えば…後夜祭の時佐倉と踊ってなかったよね」

貴/蜜/棗「え」

ル「踊ってきなよ、2人共。」

蜜/棗「「え」」

ル「オレ、Aと向こうにいるよ。」

棗/蜜「「え」」

私は、ルカに手を握られ、ルカは私の手を引き、歩き出した。

棗「おい、ルカ…」

貴「ルカ、良かったのか…？(ボソッ」

ル「うん……」

「「「……(じー」」」

周りの視線が痛い。

ル「A、折角だし、踊ろっか…」

貴「ああ…」

私達は踊っている。

ル「A、何かあった…？」

貴「え…」

ル「Aが、何があったとしても、女の子の格好するなんて、珍しいから…」

貴「…何もないよ。」

ル「じゃ…どうし…」

ドタッ

「「「「「…！？」」」」」

ル「何かあったのか…？」

音の聞こえた方をみると、蜜柑が棗の上に倒れて乗っていた。

ル「棗と佐倉…？」

棗「お前、下手くそなのはダンスだけじゃなくて、キスもかよ。(怒怒」

蜜「…

ギャーーーーーーーーー！！」

蜜柑の叫び声が響いた。