学園アリス・棗の双子の姉・３

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翼「『ZERO』…！？」


皆-蜜「！」


翼「わ

す…っ

吸い込まれるぞっ

お前ら早くこい！

おい蜜柑、お前もいそげ！」


翼「蜜柑っ！？


何やってんだバカっ

いそげっ！」


蜜「あかん、カプセルが…」


翼「そんなのほっとけ」


蜜「ほっとかれへん！

これ…っ

これもしかしたら、蛍の特効薬かもしれへんねん。」


翼「何いってんだ、天井も床も、もう崩れかかって…」


蜜/ル「ペンギー！」


翼「おい、もう地面がやばい。

入り口ももう閉じちまう。

あきらめて二人とも戻れ。

蜜柑っ！」


蜜柑は、瓦礫の下敷きになったカプセルというのを、必死にとろうとしている。


蜜「ペ…ペンギー！？」


ペンギーは、ぺったんこになって、瓦礫の隙間に入っていった。


翼「すげーっ

あのペンギン、最後の最後にこんな隠し技もってやがったのかっっ」


蜜「ありがと、ありがとうペンギー！

ペンギーがおってくれてよかった…っ」


ル「佐倉！」


翼「少しはお前も役に立つじゃん…」


棗/貴「…(微笑」


ガガガガガガガッ


貴/棗/翼「蜜柑っ！」


ル「佐倉っ」


蜜「あ…

ペンギーっ」


蜜柑の足場が崩れ、蜜柑はなんとか助かったが、ペンギーはさらに奥に落ちてしまった。


私と棗とルカで必死に入り口を抑え、翼と蜜柑で助けるが、


棗「もう限界だぞ！二人とも早く戻れ！」


入り口は、もう閉じそうになった。


蜜「「「ペンギー」」」


ペンギーは、自ら下に落ちていった。


天井や床が崩れてきた。


私達はワープゾーンに吸い込まれていった。

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