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side黄:一番の親友 ページ14

side:黄神凪(おうじなぎ)

風見A、小学生からの仲で所謂“親友”という奴である。
小学一年生、入学したてな私と赤屋君はどこか浮いていたように思う。
特に赤屋君はズバズバ真実をくちにしちゃうし、どちらかと言えば口下手。その上真実をズバッと言う為敬遠されている見たい。逆に私は女の子らしくなくて“かっこいい”“イケメン”とは言われているけれど余り友人には恵まれない覚悟は多少してた。だってこう言う性格なんだもん、仕方ないでしょ?

でもそんな壁をぶち破って来たのが風見Aちゃん。今は高校で遊び半分で決めたコードネーム“緑ちゃん”って呼んでるけど…お互いにノリノリである。

しかもあの(無表情らしい強面)赤屋君に太陽神ラー的な?という一言で私を撃沈(爆笑)させ凪たんと呼んだりと中々破天荒な性格な上に、私達二人がその性格に救われたのは間違いない。

気が置けない、というか気を貼らないで話せる相手は緑ちゃんしか居ない。そこは間違いなく赤屋君も私も同じである。

赤屋君と私は幼稚園からの仲だったし、私も赤屋君も転勤族で、偶々同じ“小学校”だったからよかったけれど完全に雰囲気はアウェイだった。
でもそんな私達に楽しまなきゃ損だぞ!ッと笑ったのは間違いなく緑ちゃん

赤屋がアメリカに渡米する時は3人でクシャクシャに泣いて赤屋君には無理やりにでも自宅番号押し付けるAちゃんはある意味勇者だったし、満更でもなさそうな戸惑った様子の赤屋君は中々に面白かったのは此処だけの秘密である。

そんな赤屋は、多分知らないことがある。

それは緑ちゃんの“両親”の事…

私が知ったのは中学に入学してからだ。

余り緑ちゃんの両親には逢った事なかったし、緑ちゃん曰く“何時もラブラブな夫婦”としか聞いていなかった。家族思いな二人だったらしく大学までの資金はしっかり貯蓄があるとか、5歳上に自慢の兄がいるとか
その彼女の自慢の兄、風見裕也さんの事は聞いてはいたし実際に逢って驚いた、赤屋と負けず劣らずぜんっっぜん喋らない…

緑ちゃん曰く天パってるだけらしい

なんだ赤屋と同族か

とは本人(お兄さん)には言えない事。

『あ、黄(きい)ちゃん見てみ。青ちゃんったら爆睡してんよ。』

白ちゃんと一緒に悪戯しようかな?

「あんまり揶揄うの、やめなよ?」

『…そうね、というか白ちゃんは刑事さんに向いてそうだ。』

「何よ突然」

『ん?何となく。』

偶に親友(緑ちゃん)は鋭いのよね…。

side赤:気の許せる奴→←side白:親友の幼馴染



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瑠衣(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください!応援しています! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 44c29d146e (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - ryeさん» コメント有難う御座います。修正いたしました。 (2019年11月26日 4時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 武勇伝が誕生した日part4の爆発物処理班が爆弾処理班になってますよ (2019年11月26日 3時) (レス) id: c4e0c89240 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:喜怒哀楽は見切り発車 | 作成日時:2019年11月10日 19時

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