219*眠いと甘えたさん ページ5
「いやっ！」
私はあまりの恐怖に、悠くんを拒絶してしまった。
悠くんは顔を上げて、
磯貝「ごめん…」
悲しそうな顔をして退いた。
「あ、その」
磯貝「いいよ。俺が悪いのはわかってるから」
「え、ちがっ」
磯貝「あのさ、せめて俺のって跡だけでも付けさせてほしい」
悠くんは真剣な顔して言った。
「う、うん。いいよ」
磯貝「ごめん。ありがとう」
そう言うと悠くんは近付いてきて、私の露骨辺りに口をつけた。
「っ！」
チクッて痛みが走ったから、『あぁ、今着けたのか』ってわかった。
それから数秒の間、馴染ませる為か痛みが走った場所を、多分悠くんの舌が行き来していた。
「く、くすぐったいよ」
磯貝「ごめん。はい。うん。綺麗に付いた」
と言って悠くんの跡を撫でた。
私は話題を変えるために、悠くんに質問した。
「悠くん、部活入った？」
磯貝「入ってないよ。バイトあるし」
「だよね〜…。あ、明後日から誠凛通えるから！」
磯貝「楽しみだな」
そう言って、悠くんは後ろにあるソファーに倒れ込んだ。
「うん！」
私は倒れ込んだ悠くんに抱きつく。
「悠くん、温かい。眠い」
磯貝「俺抱き枕？寝る？」
「悠くん、帰っちゃう？」
磯貝「ホント眠くなると甘えん坊になるよな〜」
私は悠くんを抱き締める力を強くする。
「帰っちゃうの？」
磯貝「Aが良いなら泊まろっかな」
「泊まっていいよ」
磯貝「じゃ電話してくるから待ってて？」
「うん」
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木戸藍楽(プロフ) - しだちゃんさん» ありがとうございます！もう完結してます… (2015年8月9日 9時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
しだちゃん(プロフ) - すっごーく面白いです！ 楽しみにしているので頑張ってください(*´∀`)ノ (2015年8月9日 9時) (レス) id: a77ee6141e (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - ユカリンさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2015年5月18日 17時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ユカリン - うわすごくおもしろかったー、これからもがんばってください (2015年5月18日 16時) (レス) id: 5c1d0dacb4 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - ★Ciel☆さん» そうですか！？ありがとうございます！頑張ります！ (2015年4月10日 16時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年3月28日 0時
