またフタリ恋をする【2】 ページ25
「は……？」
朝学校に行くと机の上に、花があった。
まるで私が死んだ人みたいな。
ﾓﾌﾞ「来たよ、化け物」
ﾓﾌﾞ「きゃーっ怖い！」
ﾓﾌﾞ「言えてるー！！」
こそこそ話してるつもりなのか。わざと聞こえるように言っているのか知らないけど……
すると、
「なっ……！これはいくらなんでもやりすぎだろ！！」
「あ……昨日の……」
「俺、磯貝悠馬って言うんだ。一緒に片付けよう？鈴木さん」
「え……？」
「ほら！早く！」
磯貝くんは笑いながら私を手招きした。
それから毎日のように、
「おはよう！鈴木さん！」
「お、おは、よう……」
「一緒に帰らない？」
「う、うん……」
磯貝くんは私に話し掛けてくれた。
でも私へのいじめは続いた。
「あ……」
「鈴木さん。大丈夫だから！俺が居るから！な！」
磯貝くんは微笑んで私を抱き締めた。
いつの間にか私は磯貝くんのその、言葉と笑顔を信じたくなっていた。
そんなある日、
「待って鈴木さん！」
「磯、貝くん……？」
「俺本気で鈴木さんの事好きだから。だから！俺と付き合ってください！」
磯貝くんまたわ私に微笑んだ。
どうやらその微笑みに私は弱いみたいだ。
「うん……」
気が付いた時には首を縦に振っていた。
その日は手を繋いで一緒に帰った。
「んっと、じゃあ犬と猫。どっちが好き？」
「………猫」
「俺も。俺ら何だかんだ、相性良いのかもな！」
また、君は微笑む。
そういうときほど時間は早くて。
もう私の家だ。
「じゃまた明日！」
もう少し一緒に居たい。
手を繋いでいたい。
そう思う私は我が儘過ぎたのかもしれない。
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琉夏 - とても、おもしろかったです！！ (2017年8月30日 12時) (
レス) id: ef0bffe9e7 (このIDを非表示/違反報告)
実月 - ゆぅぅぅーくぅぅぅぅぅぅん！！ (2015年7月4日 9時) (レス) id: d00f50eaa1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - ゆるそらさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2015年6月27日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ゆるそら(プロフ) - 完結?おめでとうございます！！面白かったです！他の作品も更新がんばってください！！！ (2015年6月27日 13時) (レス) id: 081e9ac8d7 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 藍楽(プロフ) - ユズナさん» あ、そうでした！！？教えていただきありがとうございました！！すぐ直してきます！ (2015年5月16日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年3月31日 17時
