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194:会議開始 ページ8

「まだ断定は出来ないけどその可能性が高い」



「そうか…

 

じゃあ、危なくてもしょうがないね
こわがってたって仕方ない」



「…おい、こないだの様子みてても思ったんだけどよ、

Aまさかとは思うが、

 

そのTennesseeって、

お前のお兄さんだ、とか言わねーよな?」

 

 

「そのまさかだったりするね……たぶん」

そうヘラヘラと笑いながら言ったものの

気を紛らせるために喉にアイスコーヒーを流し込む



「そのままでいいのか?」
といいながらガムシロップを渡してくる
目付きの悪いお兄さん


話向きはかなり深刻なんだけれど
マイペースに聞いてくる辺り、
そんなことでは全然なにも感じない強さと
彼なりに心配しているんだろう


「あぁ、はいちょっと苦いので少しでも気持ちをスカッとさせたいですから」
大丈夫ですと笑ってみせた
 

「でも、なんで琉斗さんだって断定は出来るんだよ」
兄の琉斗と面識がある探偵は、私と一緒で動揺しているみたいだ
 

「それは今から見せるよ」

そういって持ってきた書類をテーブルの上に出し始めた



「……君はbourbonという名前も知っているようだが、誰かは知っているのか?」



「いや、知っているのは名前だけです

 
私の協力者から、色黒に金髪の青年だという情報はありますけども」



「……その協力者ってもしかしてKIDか?」



「うん、もしかしなくてもKIDだよ

聞いたよ、爆弾だらけの列車に追い込まれて散々だったって



彼が『貸しだからな』って言ってた」



「あはは苦笑

あいつぐらいじゃなきゃ、あれを逃れられないだろうからな、でもあのときは本当助かったぜ」



「あぁ、手榴弾で分離させたとき、彼女に化けていたんだったな

彼から詳しく聞いているのか?」


もう外にでないと決めたからなのだろう

仮面を外した彼は早速お酒をのみ始めたようだ



瓶にはbourbonと書かれている
彼は本当にマイペースだ

ここまで来ると清々しさまで感じるから
かなりの大物なんだと思う


「……部分的に聞きました

なんとなく検討はつきます



仲間が助かったみたいで良かったって…

その彼女っていうのが、
君の大事な仲間の一人なんでしょ?」



「まぁな」


「列車に追い込まれて爆破かぁ、
物騒とかそういうレベルじゃないね」

(…あぁ、快斗、ほんと無事で良かった)

テーブルに資料を広げながら二人とも熱心に資料や手紙をみてくれる

195:英と日→←193:シークレットルームへ



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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ラズリー | 作成日時:2021年6月21日 8時

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