華麗なる奇術師たち 3【怪盗キッド】

祝100記念　番外編　　If…新一Ver. ページ3

もし…私、Aが出逢った相手があの高校生探偵、工藤新一だったら





「なあ、大彌 今いいか？」

私はある日の放課後、クラスメイトの工藤君に声をかけられた

至って目立つことを避けてた私
言うまでもないRUIの仕事があるから
いつもなら用事があろからごめんと交わすところだったんだけど…


「ほんの少しの間でいいから」

何故かこのとき断れなかった


「…えっと、それで？」

正直彼は苦手だっだりする
なんか普通の人と雰囲気違うし


「ああ、

なあ、こないだ園子ん家、いなかったか？」


「へ？」

咄嗟についたとぼけも…少し辛いものがある
いや、本気でビックリした
要注意人物なのは分かってる、分かってるけど


まさかこうくるとは
なんだろう、普通に私を見つめてくるけど
なにこの威圧感…

あ、そっか…この人探偵だった…



落ち着け、落ち着け私
もし単なるなにも知らない子ならどうする？



「何のこと？」

「だから、こないだのパーティー来てただろ？」


「よくわからないけど…

鈴木さんって確かご令嬢でしょ？…私がそんな所にいられると思う？

無理だよ、そんなとこ」


「そりゃ普通の人は簡単には入れやしねーけどよ…
才能を持ったやつなら話は違う
例えば、ピアニストだったり、シンガーだったり…」

「私そんなの出来な…」



「もしくはマジシャンだったり、な」

「!!!」

番外編　　If…続 新一Ver.→←100:いつの間にか

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す