109:早く過ぎる時間 ページ13
「ごめん、はしゃぎすぎた、私」
しゅんとするA
「まぁ、そうかもな……
でもま…
…けがケガしなくて無事だったから良かったな」
「うん……」
(にしてもこれどーやって元に戻すんだろうな……)
端によって隅に手をかけて降りようとしたら
手からハンモックの編みがすり抜けた
「あ、 …!!」
(なっ!!目の前にAが……)
お互いの鼻先がふれそうなくらい近く
思わず息を吞んだ
「ぁ、ちょっと////」
声を聴いて恥ずかしがっている様子に我に返った
「わ、わりぃ///
今退くからっ」
慌てて体制を整えようと動く
俺はAを押し付けているような感覚で
必死に降りようと端によろうとした
「やっ、ちょっと動かないで///」
間近で肩をつかまれて、訴えられて
体の熱が一気に上がったのを感じた
「なっ//オメー動かないって///なにを…」
「待って、落ち着いて///
今のままでいいから」
「なっ///
…ん?」
重みで少しずつしなっていく
「もうすぐで地面に着くんじゃない?」
「ほんとだ、でもそれじゃ頭ぶつけないか?」
「大丈夫、頭だけ浮かせ…」
俺は手でAの頭を支えた
ハンモックはついに地面まで到達した
肘と足に重心をかけ、安定させ
彼女に体重がかからないようにした
「よし、Aから先に降りてくれ」
「あ、ありがと///}
どうやら無理に降りることは出来なかったらしい
降りたらスルスルと上に引き上がっていった
「ふぅ…一件落着だな
どういう作りになってるんだあれ…」
「そうだね……///
(ってか頭をかばってくれたのはわかるんだけど
抱きしめられてるみたいな感じでなんかやばかった!!)」
なんかどぎまぎしてうまい言葉が出てこない
(はぁ……色々大変だったぜ……
ってあれ……なんか忘れてるような)
「あ!!!
やっべ、忘れてた
母さんとの連絡すんの約束してたや」
時間は18時過ぎている
「寺井ちゃんのとこに飲み物飲みに行くのも忘れてたね……」
「だな苦笑」
「私取りに行ってくるよ」
「んなことしなくていいって
オメーは一応客なんだし、パソコン起動するまで時間かかっからその間にちょっくら行ってく」
「ありがと
でもまー暇だし、ついていくよ
此処の部屋に一人でいるのは気が引けるから」
「そうか?
ならいっしょに行こうぜ
そいやぁ寺井ちゃん、夕飯がどうのこうの言ってたっけなぁ
Aはお腹空いたか?」
「そうだね、食べれるよ」
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ラズリー - kurauda0827さん» kurauda0827さん、コメントありがとうございます(*´ω`*) 勿体ないお言葉に有頂天の私です笑 少しずつ頑張ります!駄作ですが今後ともよろしくお願いします (2020年3月19日 8時) (レス) id: eed42a6d6e (このIDを非表示/違反報告)
kurauda0827(プロフ) - 良すぎて、一気読みしちゃいました!更新気長に待ってます!これからも頑張ってくださいね! (2020年3月17日 22時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
ラズリー - れさん» 連絡気付かずレスが遅れてしまい、ごめんなさいm(__)m少しずつ書いていこうと思ってますが中々進んでないですね苦笑 ありがとうございます 楽しみにしてもらえるなんて嬉しいです 御期待に添えるよう頑張ります!今後ともよろしくお願いします (2020年3月4日 23時) (レス) id: eed42a6d6e (このIDを非表示/違反報告)
れ - 一気によみました!もう更新ないんですか??泣 楽しみに待ってます! (2019年11月19日 2時) (レス) id: b3c4c70d91 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - ゆうみんさん» ゆうみんさん、コメントありがとうございますっ(*^^*) 早速取りかかりたいところなんですが…運悪く今少し大事な時期で…本格的に考え始めるのは8月となると思いますm(._.)mお待たせすることになると思うのでご了承頂けると嬉しいです (2015年7月19日 22時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年6月28日 16時