107:不思議な部屋、不思議な世界 ページ11
いきなり予想外の展開に声も出てこない
落ちる感覚がしたと思ったら
彼の声が急に響いて聞こえてきた
「……え？」
気づいたらソファに腰かけていて、
ある部屋にいるみたいで……
真っ暗な部屋にたくさんのライトが
私たちを照らしていた
「此処が俺のマジックルームだ
結構凄いだろ？」
つまりあの壁の写真を押すと此処とつながってるんだ
確かに彼の部屋に彼の背丈分の大きさだったもの
少しは目に移って気にはなったけれども
まさかこうなるなんて
「ぁ……
凄い……」
大きな本棚、クローゼットやオーディオ、
車まである
仕掛けがあるらしく、順番に開く仕組みになっていて衣装や物ががずらっとならんでいた
「だろ？」
「……なにこれ……」
みたことない、こんな世界
こんな部屋があるなんて
「A？」
「スッゴい面白いっ!!」
何だろう、この興奮した感じ
今まで味わったことのないような
「笑笑良かった、喜んでもらえたみてーで」
「うん、凄いワクワクするっ」
「案内してやるよ」
こうして本当に不思議な部屋の不思議な世界に
迷いこんでしまった
*********
Kaito side
(今日は物凄く朝から楽しんだなぁ)
ちょっと離れたところで相変わらず楽しそうにマジックルームで
遊んでいるAを見ながら思った
「この部屋は骨董品ばっかりだね
色々見てて飽きないよー」
「んだよー、それ、
骨董品とか言い回しが古いな」
「そんなことないよ〜
だってそれっぽいじゃんか
ほらー、これとか」
離れている俺にそういってみせるA
それは…
「ってなんだそれ」
「え？……こうやって使うんでしょ？」
何かみたことない塊をグッと握るA
「いくよ？せーのっ……
《バッコーン！！！》
こんな感じ？」
「なっ！……」
開いたと同時に爆発音がして
Aの手の上に花火ができる
「え、それどこにあったんだよ」
「んー？
ここにあったよ？
ほらこれとか
ぁ、ここにもなんかあるな
うわあ！びっくりした！」
「おいおい待てって
俺もそっち行く」
「へへん、先にみつけちゃうぞ笑」
(Aって案外俺が見つけられないような
こういうの簡単に見つけちゃうんだよな
……やっぱ物の見方が違うんだろうな)
相変わらず親父は遊び心満載で
いろんなところに隠してある秘密が沢山あった
(ありがとな親父
親父の遊び心がこんなことにも役立つなんてな)
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ラズリー - kurauda0827さん» kurauda0827さん、コメントありがとうございます(*´ω｀*) 勿体ないお言葉に有頂天の私です笑 少しずつ頑張ります！駄作ですが今後ともよろしくお願いします (2020年3月19日 8時) (
レス) id: eed42a6d6e (このIDを非表示/違反報告)
kurauda0827(プロフ) - 良すぎて、一気読みしちゃいました！更新気長に待ってます！これからも頑張ってくださいね！ (2020年3月17日 22時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
ラズリー - れさん» 連絡気付かずレスが遅れてしまい、ごめんなさいm(__)m少しずつ書いていこうと思ってますが中々進んでないですね苦笑 ありがとうございます 楽しみにしてもらえるなんて嬉しいです 御期待に添えるよう頑張ります！今後ともよろしくお願いします (2020年3月4日 23時) (レス) id: eed42a6d6e (このIDを非表示/違反報告)
れ - 一気によみました！もう更新ないんですか？？泣 楽しみに待ってます！ (2019年11月19日 2時) (レス) id: b3c4c70d91 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - ゆうみんさん» ゆうみんさん、コメントありがとうございますっ(*^^*) 早速取りかかりたいところなんですが…運悪く今少し大事な時期で…本格的に考え始めるのは8月となると思いますm(._.)mお待たせすることになると思うのでご了承頂けると嬉しいです (2015年7月19日 22時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラズリー | 作成日時：2015年6月28日 16時
