93:反応 ページ44
「A、何で俺のこと呼んでくれねーんだよ」
「え、あの……それはその…」
快斗、
そう呼んでもいいってことなのかな
私なんかが
多分そういうことだとおもうけど
むしろそう呼べと言われてるに等しいけど
私のなかに疑問が残る
どうしても青子ちゃんが浮かんでくる
彼女は幼馴染だけど私は違う
かといって、呼び捨てが幼馴染の特権ってわけじゃないと思うから、呼んではいけないというわけじゃないけれど、なんか申し訳ないと思ってる
「A?」
「あ、ごめん…
ちょっと考え事……えっと?そうだね?(焦」
すると私をみて黙り混んだ彼は
なんか最近たまにする気に入らねーって顔をしてふてくされていた
「……だから、快斗って呼ばないと俺、答えねーからな」
「え?」
「勿論余分な言葉もなしでな」
「ちょっと待ってよ、む、無理だって」
「…何でだよ、たかが名前だろ」
「何でって……」
(き、急すぎる
困るからに決まってるじゃんか…)
「兎に角、そういうことだからな」
そういうと本棚の教科書をとると
ソファーでペラペラ見始めた
教科書の角には器用なパラパラ漫画が
かいまみえた
今日のページを開くと真剣に見始める
どうやら今日のページにはなにも書いてなさそうだ
持ってきたバッグにあるノートも取り出し、
見比べて考え込む
(…え…それで、ど、どうしよう
完全にパラパラ漫画に気を取られてたけど…
家のなかでならいいかな……)
正直あの幼なじみの彼女に私が名前で呼んでいる仲だと知られたらどう思うかが気になっていた
「……あ、あの……さ?」
全く反応しない彼
どうやらさっき言ったことは本気で
わざと聞かないことを決めているらしい
(ぇ、えーー……どうしよう……)
正直慣れてなくて困る
それでも彼は名前を呼ぶことを望んでくれてる訳で、わたしも彼と同等に接することができる仲でいたい
(なら名前ぐらい呼べないとダメだよね)
「あのさ……
か、……かい……と…」
……
(あれ?……)
ちゃんと名前で
呼び捨てで呼んだのに
反応してくれなくて
というかそっぽ向けたままで
(…もう、なんだったっていいや)
「ね、快斗
快斗聞いてる?
ねぇ聞いてるでしょ」
肩を叩きながら言う
ちょっと今度はこっちが膨れっ面になりそうだ
すると急に振り向いた彼は……
物凄く笑っていて
(なっ!)
「わーった、わーった
ちゃんときーてるよ笑
で、何だよ?笑笑」
「え?……あ……」
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(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» 頑張れっp(^-^)q応援してる 私も更新頑張るっ (2015年6月12日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» 期末が嫌だああああぁ。相変わらず、私は占ツクをするけどね! (2015年6月12日 22時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - そっか……もう期末なんだ 私の地元はつい最近中間終わったって聞いたよ?中2ね…私歳は言わなくて正解だったかもf(^_^;若いっていいな (2015年6月11日 20時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» なるなる。私は中2だよ!もうすぐ期末っ(><) (2015年6月11日 18時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» と、年ですか………えっと…恥ずかしいので…そうだな、脱ゆとり世代です…だめかな…f(^_^; (2015年6月11日 10時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月18日 23時