91:宝石（ナイトメア・ボール）は要らない ページ42
せめて自分が側にいる、
側に居られる口実だけでも
持ち込んでないと
罪悪感で押し潰されそうで
さっき、Aが言っていたことは筋が通っている
彼女がちゃんと考えた上で行動してくれるという信頼もあるし、最善を尽くしてくれる
心配しなくても上手くやってくれるということは分かってるはずなのに
つい焦って怒鳴ってしまう自分がいた
(違う、Aがどうこうじゃない
A、オメーはこんな宝石なんて要らない
必要ないんだ)
そう頭のなかで言い聞かせていたら
白馬が目を覚まし、上までのぼって来た気配を感じた
睡眠ガスの残りは十分ではなかったみたいだ
(そういやぁ、さっき無駄づかいしたもんな
白馬が下にいると思ったから奮発しすぎたけど
誤算だったぜ
だけどもういいんだ)
俺は宝石をもう半ば無意識で
彼女から遠ざけていた
逃げる準備は出来てる
この宝石だって目当てなものではない
だったらさっさとこれを手放そう
アイツに口任せで放った言葉は
何をいったか覚えてないけど
ただ宝石を投げることと、逃げることだけを意識していた
早くアイツから、あの宝石から、彼女を遠ざけることが第一優先だ
やっぱり白馬は本気だ
直感で分かる
アイツは、いつもは私情を持ちまないだけに
分かりやすかった
だからこそこっちも変な焦りがでてきたのかもしれない
これ以上彼女に変な興味を持たれて
捕まらないうちに連れていかないと
目的は済んだし一刻も早く立ち去るべき
さっさとこの場を離れたかった
彼女を完全にインプットされるのが
なぜか腹立たしく感じて
(別にあいつのために彼女をメイクアップさせたわけじゃないからな)
暫くして何処かの屋上で降り立って謝った
やっと自分の口から本心が出てきてほっとした
なにかの栓が抜けたように
それからは思っていたことが途端に出てくる
安心できる状態になって、心底安心したんだろう
そして、思っている何倍も彼女は鈍感で自覚がない
話しているうちに余計に心配になってきた
もうこうなったらバレたバレてない
そんな問題ではなくなる気がする
(きっと仄めかしても、しっかりと言葉にしないと分かってくれないだろうな
…かといってなんかそれをいうのも違うんだよなー
ったく、ちょーいとは自覚しろよな苦笑)
ここまでくると
単純に白馬には負けたくなくて
アイツは名字、俺は名前だ
なんていう思いでアイツに勝手に張り合ってみた
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(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» 頑張れっp(^-^)q応援してる 私も更新頑張るっ (2015年6月12日 23時) (
レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» 期末が嫌だああああぁ。相変わらず、私は占ツクをするけどね！ (2015年6月12日 22時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - そっか……もう期末なんだ 私の地元はつい最近中間終わったって聞いたよ？中２ね…私歳は言わなくて正解だったかもf(^_^;若いっていいな (2015年6月11日 20時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» なるなる。私は中2だよ！もうすぐ期末っ(><) (2015年6月11日 18時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» と、年ですか………えっと…恥ずかしいので…そうだな、脱ゆとり世代です…だめかな…f(^_^; (2015年6月11日 10時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラズリー | 作成日時：2015年3月18日 23時
