華麗なる奇術師たち 2【怪盗キッド】

68:ボケてる私 ページ19

「あの……

これは？///」


Aの声に我に返り、
後ろをガン見してた俺は鏡を見ると、
Aと鏡越しで目が合った

(わっ//超似合う)

ずっと後ろ姿みてたから
鏡越しで前からしっかりはみてなかった(←


「え///

あー、えっと…

今日夜行くだろ？
出かけるんだし、
まぁ、たまにはいいだろ？」

(ヤバい、此処にいたらマズい)



「てなわけで、あはは苦笑、
リビング行ってんなー」

(に、逃げろぉー)

急いでリビングに入って落ち着かせ、考える

(な、なんとか俺は逃げ出せた

あのままでいたらきっと持たないし///…
自分で首しめちまった気がする
今日大丈夫かぁ、俺)


「どうかなさいましたか？」

「わああぁっ！」
(神田さん…忘れてた)

「え！？」

「あ、すみません、考え事してて
いや、なんでもないですよ」(焦





A side



「…神田さーん、コーヒー欲しいです、
苦いのを」


「はい、すぐ用意します」

とりあえず我に返った私は身支度をしてリビングに戻ってきた
苦いコーヒーでものんで気持ちを入れ替えなくてはと思った
これから打ち合わせもあるだろう

(はぁー…、寝ぼけすぎだ

休養しなきゃいけないのは分かってるけど
救いようがないほどボケてる私

もう、なんでかなぁ…


何故か目を覚ましたら黒羽君がいること
最近やたら多いし

また何かやらかさないといいけど…


っていうかまず、さっきのは恥さらしだったし
寝癖が…しかもあんな爆発的な…
いつもあんなんじゃないのに今日に限って


うっ…///

思い出すだけでも恥ずかしい
しっかりしないと…)



黒羽君と向かいのコンピュータが置いてある席に
腰をおろし、電源を付ける

さっき集めた情報も彼に伝えなくちゃ
平然を装いたいが
正直どう思われたか凄く気になる


(女の癖にだらしないやつだな
って思われてないかな、

もういや、寝起きだけは勘弁してよぉ…
というか、洗面所行かずにリビング来たんだろう

しっかりしなきゃだめだ)

後から後から悔やんでくる正直恥ずかしい

だって大体クラスメートの、

しかも男子
しかも黒羽君に

髪のセッティングさせちゃうのだから

それにいつもと自分の雰囲気が違うから
なんだかくすぐったいような
ふわふわとした感じがする

(ちゃんと巻いたのはいつぶりだろう
小さなときに母にしてもらった以来だよね
懐かしいな…)

RUIはちゃんと変装もするため、自分の髪をこだわったのも久しぶりだ

69:やっと覚めた私→←67:爆発

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す