10:正式にライバルと… ページ10
あまりに建物が広くて迷子になりかけながら控室に行く
「お戻りですか…準備の程はよろしいのですか」
と部屋に入ったら付き人が言う
「全然時間がなかったよ…今日は不安過ぎる」
といってソファにズボッと座った
(…帰ってきたなら私が此処に来るより前にメインホールに来てほしかったんだけど苦笑)
「RUI様が弱気になるなんて珍しい」
「大丈夫、僕よりプロが来てくれるから…
いつもより気が楽でいいよ
元々柄じゃないからねパーティなんて」
「そんなことはな…
『ゴリラ』
…は、はい?」
勿論、ゴリラと発したのは私
「あれ…どうしました?
いつもなら食い込んで張り合ってくるのに笑」
とからかってみる
「……すみません、考え事を」
「へぇ器用ですね、
人と話しながら考え込むなんて
…随分余裕なんですね?
こんなところで油を売って
まぁ、私としてはなし相手ができていいんですけど」
「……あの、しりとりがそんなにしたかったのですか?」
と話を反らす付き人
「しりとり…
あー、連想ゲームですか…
…何ですか急に」
としらばっくれる
(まぁ、さっきの感じはしりとりと受けるだろうな)
「……」
「…調子が悪いですねぇ…笑笑
そこは、
体長約170から180センチ、体重約150から180キロの毛並みが黒または暗灰褐色であり、多湿林に生息する霊長類のひとつ
とでもいうべきでしょう?笑」
「フッ笑……随分聡明な方なんですね…」
って付き人が
いつの間にか白いマントに身を包んでいる
「まぁ、此処に来たらまず連絡するようにって約束なので嘘ですよ笑」
「そうですか…かないません」
とモノクルごしに見つめてくる
「移動早いですね、こちらが迷ったから余裕かな
まさかと思いましたが予想が当たりましたね…
…で …どうして此処にみえたのですか?」
一番聞きたかったことを口にしてみた
「ただの興味本位ですよ」
「はぁ…いっそのこと君と代わって化けてもらおうかな…
22時が時間なんでしょう?
15分猶予があれば君なら余裕だろうから」
「ショー、お好きじゃないんですか?」
「最近忙しくてうんざりしています…
ただショーやるだけなら仕事なのでいいですがね
大体基本喋らないマジシャンが
インタビューとかパーティとか向いてなくて
ストレス溜まります」
(って今気づいたけど普通に話しちゃってるし
私は相手の正体を知ってるけど相手はRUIとは初対面
親身に聞いてくれるなんて根本的に優しいんだなこの人)
11:正式にライバルと…2→←9:鈴木財閥のパーティーにて4
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魔理沙(プロフ) - はい! (2015年3月18日 23時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - パート2でもよろしくね (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - あはは苦笑 頑張って(>_<)/~~ そんな君に続編のお知らせだよ~ (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙(プロフ) - また、明日が、来る~。゚(゚´Д`゚)゚。 (2015年3月18日 22時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - お疲れさん~ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月8日 16時