31:だから無理すんなって ページ31
……
保健室に着いたら寺井ちゃんが到着していた
荷物を全て渡してから
「おい、おい!
迎え来たから…行くz…
って寝てる」
Aが寝ていた
(ったく相当疲れているんじゃねーかよ)
起こすのは可哀想だったから担いで車のシートに乗せた
……
「ぼっちゃま……珍しいですね?
てっきり青子様かと…」
運転しながらそういう寺井ちゃん
「なんで青子なんだよー
Aが倒れたから…
……あ、寺井ちゃん、学校でマジシャンのRUIに会った」
「RUI!!!」キキーッ
「お、おい!!!そんなビックリするなって!」
(こえーな寺井ちゃんの運転は相変わらず)
「あのRUI様が同級生だったのですか?」
「……まーな」
「で彼はどちらへ?」
「…こちらに」
そう言ってAのメガネを外して指差す
「な、なんと!!!!!!その女性が!!!」キキーッ
「だ、だからあぶねーだろ!!!」
「申し訳ございません…ぼっちゃま、
…あまりにも驚いたもので」
(まぁ、わからんでもないけどよー)
「俺も知ったとき結構驚いたけどな」
「それはそうでしょう、あの世間で紳士なマジシャンと騒がれているRUI様が女性であったなんて…
それならばとても大変な事をしておられた人なのですね」
「昨日、それは知ったんだけど今日朝に倒れたもんだから」
「それは大層お疲れだったことでしょう…
…してどちらへ?」
「うーん、まぁ兎に角……」
……
A side
真っ白の世界が目の前にあった……
(なにこれ……)
なんにもなくてただ白い床があるだけ
あまりにも奇妙過ぎて気持ちが悪い
『……A、後はよろしくな……』
急にあの脳裏に焼き付いて消えない兄の姿がまるで白いスクリーンかのようにうつしだされる
(また、私に全て託して何処かへ行ってしまうの?
待ってよ!!!
私…やっとここまで頑張って来たのに……)
…………
はぁ…
目をさましたら見慣れない部屋にいた
(……何処?ここは)
「あっ、目をさましたんだな?
…あれ?おい大丈夫か?」
私の息が荒いのに気付いて心配してくれた彼
「…黒羽君
はぁ……大丈夫…
ってここは何処?」
さっきの悪夢の後の後味が…思いの外悪かった
「あっ、ここ?
ここは俺ん家だよ」
(黒羽君の家?)
するとお爺さんがやって来た
「ぼっちゃまここに飲み物を置いておきます…
おや、お目覚めになったのですね」
その方は私に気付くと深々と礼をした
「…あっ、えーっと……?」
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魔理沙(プロフ) - はい! (2015年3月18日 23時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - パート2でもよろしくね (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - あはは苦笑 頑張って(>_<)/~~ そんな君に続編のお知らせだよ~ (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙(プロフ) - また、明日が、来る~。゚(゚´Д`゚)゚。 (2015年3月18日 22時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - お疲れさん~ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月8日 16時