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27:彼は人気者 ページ27

それ以前に彼が隠れようとして隠さないといけないって反射的にそう思ったけど、
もしかしたら彼は私がRUIであることを隠そうとしてくれてるのかもしれない


彼は若干2名、正体がバレつつあるから
そんな彼と私が今まで全く話したことないのに
急に話し出したりしたら……)



「で、快斗は?知らない?」


「ったく旦那旦那なんだから笑笑、
どこに行ったか知ってる?」

そう青子ちゃんと青子ちゃんの親友の恵子ちゃんが聞いてきた


「旦那じゃなーい!!!」

なんて言いながら真っ赤の青子ちゃん…

黒羽君の幼馴染みで彼女は彼が好きなんだなぁって痛切に感じてしまえるほど


「さぁ…」私寝てたしなあと素っ気なく答えた


なんとなく分かってる、
どっちかっていうと私はどうでもいいってこと
彼らは黒羽君の事が気になって来た人たち
まぁ来てくれただけで充分


そしたら彼らがいる開いたカーテンの逆、
左側から
カーテンが急に開く


「おーいしょっと、

ったくこういうときどうすればいいかわかんねーし
……ぁ、覚めた??大丈夫か?…

………ぁ、」

トレイに熱冷ましの袋やさっきの水や適当にあった薬みたいのを乗せてカーテンの中に入ってきた


私に一段落心配した後、
たった今気付いたとでもいうような素振りをする

「おお…居たのか青子笑笑」
そういいながらトレイを傍らの小さな机に置く


「何よ、全然帰ってこないからどうしたかと思って様子見に来たのよ」
青子ちゃんが食って掛かる


「……何って……コイツの看病してんの、
見れば分かるだろ?」

「ぇ?」青子ちゃんが少したじろぐ

(えっ?

なんでまたそんなこと言い出したのだろう
私の看病?)


それに黒羽君の青子ちゃんへの視線が思いの外、厳しくて……おもわず私も焦る


「倒れた子を看病してて何が悪いんだよ、
大体何で快斗、快斗って俺はどうでもいいだろ?

目の前で倒れたんだ、少しはコイツの心配してもいいだろ?」

そういいながら熱冷ましの袋を私の額に乗せて強く押し付ける


「っ!冷たっ!!!」


「ぁ、ごめん笑笑」

「ひ、ちょっ、わざとやってない?
…いいからそれ外して、っ……冷たいって!」


「ははは笑、おもしれーなお前」

やっとシートが外された


「面白いって……
大体熱じゃないから要らないしそれ」


「ぇ?さっきまで辛そうに寝てたくせに
わかんねーじゃんそんなの」


「いやいや高校生にもなって自分に熱があるかないかくらいわかるっ…
『バタンッ』

…ぇ?」

28:女子って分からない→←26:狸寝入り



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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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魔理沙(プロフ) - はい! (2015年3月18日 23時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - パート2でもよろしくね (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - あはは苦笑 頑張って(>_<)/~~ そんな君に続編のお知らせだよ~ (2015年3月18日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙(プロフ) - また、明日が、来る~。゚(゚´Д`゚)゚。 (2015年3月18日 22時) (レス) id: 243fc5b385 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - お疲れさん~ (2015年3月18日 21時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月8日 16時

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