助手、遠征へ ページ40
「それでは、参りましょう！」
甲斐田「う、うん……。」
ノリノリなAに気圧されつつ返事をした甲斐田は、内心で(どうしてこうなったんだ)と己に問い続けていた。
遡ること一週間前。
皇国から至急で届いた依頼には「現在過疎地域での魔の潜伏、蔓延の可能性が浮上。住民の安全の確認とともに魔の推察を」と書いてあった。
甲斐田「これって僕に来る仕事なのかなぁ……。」
多少疑問には思いつつ、おいしい報酬と信頼のために(決してそのためだけではないが)了承の返事を出した。
同封されていた地図を見ると、過疎地域だけあって皇都からかなり離れた場所にそこはあった。
甲斐田「何日かかるかな、Aさんのことも屋敷に1人にするわけだし……。」
「私が何か？」
甲斐田「うわぁ？！」
ぶつぶつと呟いていた甲斐田の背後から現れたAに大袈裟なほどに驚いてしまった。
「すみません……そこまで驚かせるつもりは……。」
申し訳なさそうに視線を下に彷徨わせるAに甲斐田は慌てて弁解した。
甲斐田「いや僕こそごめん！実は遠征を伴いそうな依頼が来て、Aさんを屋敷に一人にするのもどうかなって思って！ちょっと心配じゃないかな？！」
そこまで一気に言い切ると、最後の一言は別に言う必要なかったなと気付いてほんのり顔が熱くなる。
Aはそんな甲斐田のことはお構いなしにふんふんと考えるように首をかしげた。
「それなら、差し支えなければ私も同行させていただきます。」
甲斐田「……なるほど？」
甲斐田が手にしていた書類がはらりと床に着地した。
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まめこ(プロフ) - 。さん» うわああやってしまった……！ご指摘ありがとうございます！修正いたしました！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - コメント失礼致します。gnzkの藤の字が籐という字になってます。正しくは藤(ふじ)という草冠のほうです。 (2022年4月25日 0時) (レス) @page39 id: adaaffc441 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - .さん» こちらこそ、ご丁寧な返信ありがとうございます。タイトル1部変更という形で対応させて頂きました。公開状態についても検索エンジン避け済です！お気遣いありがとうございます！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 4d19791088 (このIDを非表示/違反報告)
. - 素敵な作品なので更新楽しみにしております。ご無理なさらず頑張ってください！ (2022年3月22日 20時) (レス) id: 0d760e457b (このIDを非表示/違反報告)
. - 迅速な対応誠に感謝します。ですが『.』では検索避けできていない可能性があるため、伏字(kid等)を使う方が良いです。公開状態も検索エンジン避けにするにをおすすめします。(既にされていたらすみません) (2022年3月22日 20時) (レス) id: 0d760e457b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2022年3月6日 5時
