魅惑のお土産 ページ20
夕暮れ時のとある日。
チリンチリン、と甲斐田邸のドアベルが高らかに来客を告げた。
「あ、出てきますね。」
Aが扉をあけると、そこにはにこにこと妙に自慢げな長尾が大きな袋を持っていた。
長尾「よ！Aさんがいるってことは晴もいる？ちょっと遠くまで行ってたから土産持ってきた！」
ガッと突き出された袋からは血と磯の香りがほのかに漂っている。
甲斐田「あれ、景？仕事で海辺の街まで行ってたんじゃなかったっけ。帰ってきてたんだ。」
Aの背後からふわりと甲斐田の優しい香りが届いた。
長尾「おう！さっき帰ってきた！帰ってもなんも飯ないからまたAさんになんか作ってもらいてえなーと思って！」
長尾は少年のごとくにぱーっと笑顔を見せた。
「長尾さん……！その手に持っているのは何ですか。」
長尾の言葉に感動するそぶりを見せつつAは長尾の持っているものに興味津々だった。
長尾「これ？でかい魚の尻尾！あっちで美味いから持って帰れって渡されたんだけどAさんこれ何か作れる？」
長尾が袋から取り出したのは確かに大きな魚の輪切りにした尻尾の部分だった。
甲斐田「うわ、なにこれ！どうやって食べるの？」
Aは長尾からのお土産をじっくりと見つめた。
「とりあえず、照り焼きなんかがいいんじゃないかと思います。良ければお茶をお入れしますのでどうぞ。」
長尾から魚の尻尾を受け取ったAはようやく長尾を甲斐田邸へと招き入れた。
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まめこ(プロフ) - 。さん» うわああやってしまった……！ご指摘ありがとうございます！修正いたしました！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - コメント失礼致します。gnzkの藤の字が籐という字になってます。正しくは藤(ふじ)という草冠のほうです。 (2022年4月25日 0時) (レス) @page39 id: adaaffc441 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - .さん» こちらこそ、ご丁寧な返信ありがとうございます。タイトル1部変更という形で対応させて頂きました。公開状態についても検索エンジン避け済です！お気遣いありがとうございます！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 4d19791088 (このIDを非表示/違反報告)
. - 素敵な作品なので更新楽しみにしております。ご無理なさらず頑張ってください！ (2022年3月22日 20時) (レス) id: 0d760e457b (このIDを非表示/違反報告)
. - 迅速な対応誠に感謝します。ですが『.』では検索避けできていない可能性があるため、伏字(kid等)を使う方が良いです。公開状態も検索エンジン避けにするにをおすすめします。(既にされていたらすみません) (2022年3月22日 20時) (レス) id: 0d760e457b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2022年3月6日 5時
