傍観者【血界戦線】 (ページ19)

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第4幕　　1章ページ19

ピルルルルッ
『んー。』
ベッドで寝ていたAは、横の机に置いてあるスマホを手探りで探した。

ピッ
《やあ、A。おはよう》
『まさかとは思うけど、私がまだ寝てるのを知ってて電話したんじゃないでしょうね。』
Aは電話の向こうにいる相手スティーブンに不機嫌そうに聞いた。
《そんなわけないだろう？今日はホームパーティをするからどうかと思ってね》
『ホームパ―ティ？』
《そっ今日の夜なんだけど、どう？》
『別に構わないけど、どうして私？』
Aは首を傾げながら、疑問を言葉にする。
《いや、何となくだけど》
『ふーん。まっ夕飯代が浮くし、行くわ。』
《じゃあ、7時くらいに部屋に来てよ。場所は知ってるだろ？》
『ええ、前に教えてもらったから。』
《それじゃ》
ピッ電話の切れる音がしてスマホを机に置き、時計で時間を確認する。
『あと8時間もあるのなら、もう少し寝ようかしら。』
そう言ってAは目覚ましをセットすると、再び夢の世界に旅立った。

☆一言
　きりがいいのでわけます。
　私の2番目に好きなキャラがスティーブンなので、いろいろ絡ませていく予定です。