傍観者【血界戦線】 (ページ11)

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第2幕　　1章(（名前）視点) ページ11

今日は休暇をとっていたので、久しぶりにＨ・Ｌのスイーツめぐりをしようと出かける準備をしていたら、仕事用のスマホが鳴った。
私は出ないわけにもいかないので、渋々スマホをとった。

『…何のよう？スティーブン。』
「随分冷たくないかい？。」
『で？私になにか用？今日は休暇だから仕事はしないわよ。』
「ザップが襲われて、新入りの少年はそいつに連れ去られた。」
ピタッ
私は通信を切ろうとする手を止める。
『…どういうこと？説明して。』
「今、君の家の前にいる。詳しくは車に乗ってからだ。」
窓から外を見ると、ギルベルトさんが運転する車にクラウスとスティーブンが乗っていた。
『わかった。5分で準備する。』
ピッ
私はスマホを切って、仕事用の動きやすい服に着替えた。

『ごめん。準備に手間取った。」
「いや。ぴったりだ。」
「すまない、A。せっかくの休日に。」
『いいえ、構わないわ。また今度、休暇をもらうもの。』
クラウスの申し訳なさそうな言葉に、私は笑みを浮かべながら答える。
『それで？何があったの？』
車が動き出すと、私は尋ねた。
「それが……」

スティーブンが私に詳しい経緯を話してくれた。
『ふーん、なるほどね。つまり、私はその幻影を探知すればいいのね。』
「ああ。ザップは車が止まるまでは、何もできない。だから、」
『私がそれまでに、大体の場所を割り出すってことね。』
「できるだろうか。」
クラウスの言葉で、何をすればいいかは何となくわかった。
『了解。それじゃあ始めますか。』
『私に従え【シルフ(風の精霊)】』
私は召喚術を使って、レオ(そう呼んでいいとこの前言われた)の義眼の気配を探る。
『見つけた。』
右目が白く変わった私が大体の場所を伝えると、ギルベルトさんがそこに向かって車を向かわせた。
丁度、ザップも目を覚ましたようで、速度を最大限にした。
そこにつくと、スティーブンとクラウスが敵を排除して、幽霊車両は破壊した。(いいのかなー)

☆反省
　じっ字数が足りない！