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「おっかいもの〜♪おっかいもの〜♪」
俺の前で上機嫌でスキップしているのはA。何でそんな元気になれんだよ…
「お前、ほんっと楽しそうだな…」
「えへへっ。だってアーサーとお買い物、楽しみだもん！」
俺が思わず呟くと、Aはくるっとこっちを向き、笑顔で言った。
そ、そうかよ…///
「うわわっ」
「なっ…っぶねぇな…」
そのままAがこっちを向いたまま歩いていたら、石に足を引っかけて転びそうになったところを、俺がキャッチした。
「あ…アーサーありがと…」
はぁ…危なっかしい奴…
「ん。」
俺が手を差し出すと、Aは首を傾げた。
なっ…わかれよ…
「手、繋いでやるっつってんだ。お前が怪我でもしたら手当てが面倒だからな。」
そうだ。お前のためじゃない。俺が困るからだ。
「…。ありがと！アーサー。」
なっ…///
「は、早く行くぞ…////」
そのあとはちゃんと生活用品を買った。
「…そろそろ腹減ったな…。飯でも食うか。どこか行きたいところあるか？」
「やったぁ！…んー…アーサーの好きな所で良いよ！」
そうか。なら、行きつけのカフェにでも行くとするか…
「あれ？アーサーじゃん。…と、そこのレディは？」
「フ、フランシス!!…何で俺ん家にいやがる…。それと、お前にこいつを紹介する筋合いが見付からないな。」
「いやぁ、お兄さん、暇になっちゃってねぇ。」
だからってここに来るなよ…
「あぁ、そうかよ。だったら北欧行ってフルコース食べてこい。」
みんな俺ん家の料理が不味いとか言ってるけどなぁ、北欧の奴らの方がヤバイんだからな!!
「いやん。それって新たなるいじめ!?ねぇそうなの!?」
知るか。
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