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「わぁ…かっわいぃ…」



そこはたくさんのお土産が置いてある。お菓子もあるし、小物とかアクセサリーなども…



「アーサー!これ、何で2つに分かれてるの?」


「あぁ。それはペアなんちゃらって言って、よくカップルとか、仲良い親友とかが2人で買うやつだ。」



まぁ、俺にはさほど縁の無いやつだけどなぁ…



「へぇ…ねぇ、これ買って!」


「はぁ?」



ダメなの?と膨れっ面になって俺を見る。つーか、買ったって誰とペアにするんだよ…



「アーサーとお揃いのがほしいの!!」



「何でだよ!?」



「だって友達でしょ?」




違うの?と俺の顔を覗き込む。



あー…ったく…調子狂うな…こいつといると。



「わーったよ。買ってくるから。」



「やったぁ!はい、これ!」



そう言って渡されたのは鍵とハート型の鍵穴。



なんつーか、ありきたりなややつだな…俺は知らねぇけど…



「これ、お願いします。」


「3ドルよ。…彼女さんと?お似合いねぇ。」



なっ、いきなり何を!?////



「いや、違くて…」


「照れなくて良いのよ。」なんて言いながら簡単に包装する。




包装されたそれを手に取りながら思う。



俺ら、カップルに見えるのか…?

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作者名:モノクロアリス x他1人 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月4日 10時

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