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5:朔間凛月 ページ7
さて…これからどうしようか…
俺は自分の腕の中で眠っている女を見下ろした。
この髪色…雰囲気……あと、血の匂い…恐らく…いや、確信はないけどねぇ…
まぁ、俺には関係ないし、別に気にしなくていいや〜
王様のため、とかそんな人情、俺にはないし。
「ちょっとぉ、そんな所で何してるの?用事終わったんだからとっとと帰るよぉ?」
「あ、セッちゃん…」
セッちゃんは俺が抱えてる女を見た瞬間、目を見開いた。
「ねぇ…私情で女を攫うのやめてよね…」
「俺、そこまで飢えてないから…」
火事の中突っ込んでいこうとしたのを止めただけだと説明すると、溜め息を吐かれた。
セッちゃんとしてはめんどくさい事には首を突っ込んで欲しくなかったみたい。
仮にも、同じ船の住人として。
「で、その子どーするわけ?…まさか、こんな危険地帯に放置しとくの?」
「俺もそこまで鬼じゃないよ〜」
とはいえ、この子の家も知らないし…
仕方ない、とりあえず船に連れて帰ろう…。目を覚ましたら話せばいい。
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作者名:モノクロアリス | 作成日時:2017年6月23日 10時