おめがばーす-3-【usss】【短編集】

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『…へえ、ベッドでならええんや？』

俺が意地悪くそう聞いても、彼女は顔を赤くして俯いているだけ。

見ての通り恥ずかしがり屋のAは、まず自分から誘うことをしない。
ただ俺にされるがまま、押し倒されて、キスをされて、痕をつけられて、その先のエトセトラは……まあ言わずとも分かるだろう。

それぐらいシャイな彼女が「ベッドならいい」と誘ってくるなんて、と思うともう今すぐにでも滅茶苦茶にしてやりたい。

「……いかないの？」

『どこに？』

そう聞くとAはもっと顔を赤くして「うう"〜〜〜〜……」と足をバタバタさせた。

「だ、だから、」

『だから？』

「べ、べっど……べっどでなら、してもいい」

顔を背けて俺の袖を引っ張るA。

早く連れて行けと言わんばかりのその仕草に、なんというかもう、心臓を鷲掴みにされた気分だ。いや、鷲掴みどころじゃなくて潰されたかもしれない。

俺は彼女をお姫様抱っこして、即寝室へ連れていった。
気持ちが早まりすぎて、もしかしたら早足になっていたかもしれない。

「ちょ、ちょっと志麻…」

『もうソッコー抱きたい』

「ば、ばかじゃないの、ねえ、興奮しすぎだってば」

首筋に顔を埋めてキスを落とすと、Aは弱々しく俺の背中を叩いた。
痕をつけながら彼女の耳を指で弄り回すと、彼女の口から甘い吐息が漏れる。

「っ、も、ばか、ばか…」

『ベッドでならいいって言ったのそっちやん』

ばか、と繰り返す彼女を黙らせるように、俺はAに深いキスをした。
酸欠になるぐらい甘くて苦しくて、

「っし、ま、…しま……」

『A……あいしちゅー……A、』

もういっそ、一緒に溶けてしまいたい。


、


なにこの終わり方 これで一応今年の更新は最後かと思います
来年もよろしくお願いします！！！！

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