【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ39)

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そんなことより、重症でうずくまってる見習い側の刀剣男士達を手当てしてあげなくちゃ...。

一緒に来ていた人達に蛍丸以外の大太刀達を取り敢えずゲートに運び込み、簡易的に霊力を注ぎ込んで中傷まで戻す。

実は、演練が終わったら傷が治るという仕組みは、審神者の霊力を奪い取って、そこから刀剣男士に向けて癒しの力を放出するという仕組みらしい。

しかし、私は霊力が少ないので、持ち上げていたこんのすけに皆を預け、取り敢えず皆を元の本丸へ戻すことと見習いがいなくなったという事を教えてあげてくれ。と頼む。

こんのすけは分かりました。と言って、私の腕の中にいる蛍丸を転送装置へ誘導しようとする...が、蛍丸は一向に私の腕から離れようとしない。

頑張ってぎゅーっと引っ張っても、やはり長年私よりも生きてきた男じゃあ、病弱な女の私とでは中傷でも力が強いのは当たり前。

仕方がないので、蛍丸ともう面倒臭いので演練に一緒に来ていた刀達も連れて帰って綺麗にしてやるのが1番だと思い、近くにいた大包平に提案する。

『ねえ、彼等を一度私の本丸で手入れしてもらってそこから帰ってもらわない？』

「はぁ？主は前に鶴丸に襲いかかられた事を覚えていないのか？」

『覚えてるよ。でも、あの見習いが政府に縛り付けられたところで言霊はきっと切れてるし、それに...本心は大包平も鶯丸のこと気にしてるんじゃないの？』

「なっ！？あの時主を蹴ったあの鶯丸に同情などしているわけではない！」

『はいはい。しょうがないから運ぶよ』

こんのすけと大包平に半強制的に連れ帰る事を提案し、宗近さん達にも一応確認を取っておく。

『ねぇ、宗近さん』

「ああ、良いぞ」

『良いの？やったー！』

他の刀剣男士達も渋々ではあるが、宗近さんが了承したのなら良いということになっているのだろう。

宗近さんも「もし、斬りかかられたらすぐに教えてくれ」と殺気を含ませながら言ってきたので私の為に渋々許してくれたのではないか...と。

それにしても、蛍丸についてる凄い暴行跡は、国永と同じく、あの見習いに暴行を受けていたのだということがわかる。

それに比べてレア4の刀達は、宗近さんの代わりだったのだろう。

虚ろな目をしている彼等は、弟達を守る代わりに毎晩夜伽を強制されていたのだろう。

どうだ？私を追い出した罪を思い知ったか。