【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ20)

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『...。さっきうらくんにも言った通り今政府にいってる子達が帰ってきたら全て話す』

「全て話すから。...だから今だけは彼女の側にいさせてくれ」

そう言っている合間に政府に連れられて行った子達が帰ってきた。

何があったのか私達から興味がそれて、お留守番組は宗近さん達に何があったのか話を聞こうとする。

そんな中、宗近さん達は私の隣にいる鶴丸国永の顔を見て凄く酷い顔をする。

そうだよね...私も本当はこんな顔をしなくちゃいけないんだ。

「主...何故、そいつがここにいる？」

「殺されにきたのか？」

『大包平、典太。落ち着いて。この鶴丸国永は見習いに暴行を受けてるんだ。だから、手入れさせてくれ』

「...分かった。弁解だけなら聞こう」

手入れが終わると、皆に手を引っ張られ大広間へと連れられて行く。

「きみが居なくなってから1ヶ月。あの見習いは...」

長くなったので文章を纏めると、私が居なくなった後、宗近さんを手に入れて夜伽のパートナーとする為、無茶な出陣を繰り返して居たらしい。

短刀はボロボロになり、鍛刀の為に資材は無くなり、しかも殆どの資材は私が持って行っていた為、手入れできる余裕がない。

短刀達は無茶な出陣を繰り返され、太刀勢は宗近さんの代わりに夜伽を強制されらているらしい。

「胸糞悪りぃな」

「でも、主さん達を裏切って追放したのはそっちだろ？其れ相応の報いじゃないか？」

そう、あっちが私を裏切ったんだからもう二度とそいつらになんか情けをかけないとまで思っていた。

でも、「だから、許してくれ... 」と土下座をした鶴丸国永を見て、手を差し伸べたくなってしまった。

これは私のエゴイズムなのかもしれない。

皆をここまで傷つけてそれなのに許すなんて馬鹿げている話。

何で私は彼を許したいと思ってしまうのだろうか...感情と感情が混ざり合って何を考えているのかわからなくなる。

私をあんなに傷つけ、酷い言葉を吐き、軽蔑した目で見ていたそんな奴を助けたいなんて思うはずがなかったんだ。

許せるはずがない感情と許したいという感情があるなんておかしいじゃないか。

.....

なら...１つの賭けに乗ってみるのもありだと思う。

そう...もう一度この鶴丸国永を信じてもう一度彼の主になるという賭けを。

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