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「大食いさんって俺らのこと言うとんの？」
「誰やアンタ」
上から銀色、金色の巨人共に詰め寄られる。特に金髪の方は「稲荷崎の生徒じゃなさそうやな…」とか呟いてじろじろと品定めをするように見てくる。
…威圧感がすごい。それに心做しか私の事睨んでくるし、上から見下ろされていてかなり怖い。
『あ、えと、倫太郎の友達です』
「…ほんまに友達か？」
金髪の方が目を細めて、怪しむように見てくる。
…倫太郎のファンかと疑われてんのかな、
『ほんとです』
そうハッキリ答えたのに、信じてくれる様子はなく未だにじろじろ睨まれる。
何コイツめちゃくちゃうざい。送られてきた動画見た時は面白くて楽しそうな人だなって思ったのに。
「なぁ、自分名前なんていうん？」
金髪と睨み合っていると、ふと黙っていた銀髪に声をかけられる。
『……AA、ですけど』
「A…？」
名前を答えた瞬間に首を傾げ、うーんうーんと考え込むように唸り始める。えーっと…？
どうすればいいか分からずただ困惑していると、銀髪は何かを思い出したように「あ！！」と声を上げる。
「もしかして角名とよぉメッセージのやり取りしとる子？」
『え、そうそう！そうです！』
よかった、この銀髪の方は話が通じるようだ。この際金髪は無視だ無視。
「たしか中学の友達やんな？」
『エッ、なんでそんなによく知ってるの…』
……倫太郎が教えたのかな？でも倫太郎の性格上、自分からペラペラと私の話をするとは考えにくいし、
すると、私の考えを見越したように、銀髪の彼が説明をしてくれた。
「俺がちょうど角名の後ろ通りがかったときに、アイツが誰かにメッセージ送るのが見えてん。そんでその時に上にあった名前見たら“ A ”って書いてあって。角名に誰や？って聞いたら中学の友達言うてたから。」
「じゃあコイツはほんまに角名の友達なん？」
「そうやと思うで。角名が女子とやり取りするの珍しいな思て名前まで覚えてしもたわ」
…倫太郎、女子とあんまりメッセージのやり取りとかしないんだ。
少し前まで私と銀髪のやり取りを黙って見ていた金髪がこっちを向いた。
「なんや、疑ってすまんかったな」
ケロッとした顔で謝ってくる金髪。
ていうかこの人…
『え、謝れるんだ』
一応人の心は持ち合わせてるんだね。
「失礼な奴やな！？ほんっまそういうとこ角名にそっくりやわ！！」
「俺が、何？」
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宮兄弟最推し - 最近ハイキューのオタクになって、読むの、投稿されてかなり遅くなりましたが、最高です！胸の奥がギューンてなりました。 (5月20日 20時) (
レス) @page48 id: e2e9177bef (このIDを非表示/違反報告)
名無し23523号(プロフ) - めちゃくちゃリアル、私も時々寝落ち通話する男の子がいるのでわかる〜！！ってなりながら読んでました笑面白かったです！ (2022年1月1日 20時) (レス) @page48 id: 0378de78dc (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - ばりええ話でした！この話好きです！他のキャラの寝落ち通話話とかみてみたいです！ (2021年10月25日 2時) (レス) @page48 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺にいる低音野郎、(プロフ) - もう最高でしたッッッ‼‼‼‼更新無理せず頑張ってください‼‼‼‼ (2021年10月17日 20時) (レス) @page26 id: aed207b57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たみ | 作成日時：2021年10月7日 23時
