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「…僕の妹にならない?」

「…えっと……」

「なるって言ったらここで殺さないよ」







―――――遡ること数時間前

藤の家で十分な睡眠と食事を取り、次の任務場所へと6人と3匹は向かっていた。






「エヘへへへ、Aちゃんと禰豆子ちゃんとまだまだ一緒にいれるぅううう!!!」

「ほんっとに煩いわね、善逸さん」

「十和子ちゃん辛辣ぅ!でもそんなとこも好きぃいいい!!」






無類の女好きが発動している善逸は、女の子が3人もいる状況に心底満足していた。

でも、任務先の山が見えた時、足が竦んでしまった。






「…えぇ、こんなとこに入るの……」

『善逸は臆病なのね』

「違うよワンちゃん!ただ、足が竦んで……」

『それを臆病って言うのよ』

「うぅ……」






十和子とAの犬(♀)の言葉の攻撃を食らった善逸は項垂れた。

もー、行けば良いんでしょ、行けば!!


と半ば自棄になって足を踏み入れた。


…そう言えば他の皆は先に行ったんだった。

十和子も犬もAの匂いを追って足早に立ち去ったことを思い出し、1人ポツンと残されている事実を突き付けられた。






「もーやだよ……じいちゃん、」






暗い山道は歩けば歩くほど怖さは増していき、虫の音にさえも恐怖を感じるようになった。

……人一倍優れた聴覚が嫌になる。



ガサガサという音。

なんだ蜘蛛か、と思えばそれは人面蜘蛛で。







「いぃいいいいやぁあああああああっ!!!!!」






誰か助けに来てよ…!


恐怖に気絶した後霹靂一閃をかましていたなんて知らない。

最後に見えたのは綺麗な蝶だった。

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aoi(プロフ) - きつねさん» コメントありがとうございます!笑っていただけて凄く光栄です✨これからも精一杯精進致しますので、よろしくお願いします🙇‍♀ (2021年9月26日 19時) (レス) id: b78e149b88 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 更新頑張ってください!応援してます!!!! (2021年9月26日 10時) (レス) id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - こんにちは、きつねです!とても面白いです!累の回想のところのサイステ先輩のセリフで爆笑しましたwwwwこの作品の、鬼を人に戻したり、夢主ちゃんが動物と話せたりする設定すごく好きです!!! (2021年9月26日 10時) (レス) @page30 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - ピッキーさん» コメントありがとうございます!本家様を見ながらだなんて…嬉しい限りです。これからも精一杯頑張りますので応援の程よろしくお願いします🙇‍♀ (2021年9月25日 22時) (レス) id: b78e149b88 (このIDを非表示/違反報告)
ピッキー(プロフ) - 今、無限列車編を見ながら作品見させていただきました!w今、めっちゃワクワクしてます!今後とも、更新頑張ってください!あと、タイミングばっちりで最高です!w (2021年9月25日 21時) (レス) @page30 id: 277d56b499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aoi x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月25日 9時

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