閉じ込められて愛される、えちえちなお部屋【短編集】

玩具で遊ばないと出られない部屋【不死川実弥】☆ ページ20

＊ 華宮夜様 himazin様リクエスト






なんか増えてるー。



振動する玩具が一つから三つに、アレを模したモノが二つ、それぞれ材質が違うものに増えてるー。最悪でしかない。





……今日のお相手さんの顔を見ていなかったと思い、寝台を覗き込む。



そこにはいつも通り露出の激しい不死川が居て。





嗚呼、これは絶好の機会だと振動する玩具を片手に持った。





どうせ、これが置いてあるということは、今回のお題も『玩具で遊ばないと出られない部屋』とかなのだろう。



一通り助平柱様を被害者にして遊んでやろ。






「……前、失礼しまぁす」






相変わらず傷だらけな胸板や腹。



よく頑張っているんだなぁ、と思って自分が情けなくなる。




こんなところ何度も何度も閉じ込められて、何をするのかといえばくだらない事。



しかも自らそれを求めている。





……釦を押すと、玩具は振動を始める。




寝ている彼の上に跨って、天元にされたような事を不死川にもする。




肌に球が触れた時に、ピクリと彼の身体が跳ねる。



…………うわぁぁああああ罪悪感が凄い。





にしても、よく起きないな……



私だったら即行飛び起きると思うのだが。




罪悪感に苛まれながらも、この部屋から出るためにも玩具を一つから二つに増やしたり、上だけでなく…下の方も弄るようにしたり……する。






「……っ、ふ…ぅっ…」






上から荒い息が聞こえてきて、もう恥ずかしさで死にそうだ。



よく天元達は何も思わずに出来るよ…





流石に彼にアレをいれるのは不可能なので、自分でやるしかないのだが……



ここで問題発生です。






「……いた…っ…はい、ん…な……」






不死川が万が一起きても問題ないように、不死川が向いている方とは反対の方で足を開く。




そして…まぁそういうこと。



今回は何もしてないから、絶対に無理だとは思っていたのだが、案の定無理だった。





早くしないと不死川が起きてしまう。



玩具を一つ手に取って、ソコに宛てがった時だった。









「―――悪い子はテメェかァ?」









背後から強く抱き締められ、耳に舌が這った。



まずいと思って、謝ろうと振り返った途端、唇が塞がれる。



口を開けていたので、すぐに舌が入ってきて、深く甘く、濃厚な口付けを交わした。






＊

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