無機物_僕らしく在りたい。1 ページ27
『無機物君って悩み無さそうだよね!』
「お前らのその無責任な発言が悩みの種なんだよ」
『無機物君って面白いよね!』
「あぁいつも褒めてるやつ?お世辞だよそれくらい分かれ。」
『無機物ってこう......無機物らしさがあるよなぁ』
「そう?僕は僕らしく有る事が出来ないよ。お前らのせいで」
『俺らは友達だよな!』
「そうですね。僕は勝手に友達されても虫唾が走る程嫌なんですけど。」
教室に入るとヒソヒソ声。
ピリピリと視線の針が僕の体に刺さるんです。
それがとても痛くて苦しくて。首を絞められているような感覚になるんです。
でもそれを我慢しながら僕は満面の笑みでこう言うんです。
「おはよう!」
『無機物〜宿題の答え教えてくんね?』
「しょーがねぇな今回だけだぞ!」
『無機物〜相変わらずお前はパッとしねぇなぁ』
「うーわ辛辣wwwww」
『無機物って何か気持ち悪いよね〜』
「辛いわぁwwwwww」
『無機物の僕ってお坊ちゃんみたいでダサいよなwwwww』
「えぇ〜(笑)しょうがないじゃん癖だしwwwww」
辛いです。
「学校」、「友達」に『僕らしさ』を踏み潰されている気がして。
Xジェンダーと言う『個性』を消しゴムで消されているような気がして。
ねぇ、
___________十人十色って何ですか。
___________僕らしさって何ですか。
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ルナストーン(プロフ) - 参加を希望致します。【緑白のエミリアル/黙秘権を行使します/僕の人生は】 (2020年12月24日 15時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - [削除済]さん» パスワードを変えたので、改めてパスワードを送ります。修正していただいて構いませんよ (2020年4月12日 17時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
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