戻って。 ページ22
*
「…そんなに楽しかったのか?」
満面の笑みを浮かべるAら三人に、私は問う。
勿論、返答は「楽しかった」の一つのみ。
だが、私的には少々気に食わない事がある―――
「無惨様!」
「これ、おくりものですっ!」
が、子供達がそう言うと、少しだが気分が晴れる。
子供達が手に握っているのは、銀色の指輪。
よく見てみればAの指にも同じものがはめてある。
お、そ…ろい……
「ありがとう。…Aに話がある。二人は自室で休め」
「「はーい!」」
…残ったAは何かを悟り、覚悟を決めた様だ。
「優しく、してください…久し振りで、っ……その、入るか…分からな、……い」
Aに濃く染み付いた人間の匂い。
それが苛ついてしょうがなかった。
自ら帯を解き、雪の様な肌を露わにするA。
とても、愛おしい。
「悪いが、それは出来そうにないな」
―――その晩は、朝が来るまでAを抱いた。
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久遠(プロフ) - 日光☆さん» ハッピーエンド…なんですかねあれw でも、ハッピーエンドとして読んでいただけたのならよかったですあれハッピーエンドだと思って作ったのでええ。五回もコメントしてくださって、ありがとうございました!貴方の存在が結構支えだったり…ありがとうございました!! (2019年12月23日 22時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 最後ハッピーエンドだったので良かったです!お疲れ様でした!また作品作るの頑張って下さい! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - そうなのか…これからも頑張ってください! (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 日光☆さん» あはは…独占型+排除型から崇拝型とか依存型になっただけみたいな感じですからねぇ…四回目、ありがとうございます (2019年12月23日 16時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 義勇さんマシになったけど、やっぱ怖いわ (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久遠 | 作成日時:2019年12月16日 11時