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殺して。 ページ12










「胡蝶。彼女がAだ」









美しい蝶の羽のような羽織を着た女性。





久し振りに見た水柱以外の人間に、飢餓感が抑えられないが…









彼女は喰えない。





喰いたくない。







不味そう、というわけではない。






ただ、ここで彼女を喰ったところで何になる。それだけ。









「……う、嘘ですよね、冨岡さん……彼女は、鬼じゃ…瞳にも……」





「嘘ではない。彼女こそ、俺が愛する女性だ」







明らかに胡蝶とやらは動揺し、恐怖している。





まさかこんなところで十二鬼月の、しかも上弦に遭遇するなんて、といったところだろうか。






仕方ない事だ。





私の瞳には、『上弦の零』という文字が刻まれているのだから。







「…ッ!!」







胡蝶は大きく後ろへ跳びながら、刀を構える。









―――水柱と、私へ向けて。









「冨岡さん…貴方、鬼殺隊を裏切るのですね?」






「嗚呼、そうとも言えるな。柱の称号や鬼殺隊としての経歴を全て捨てても、俺はAを選ぶ」









…ここで、水柱は胡蝶を私の食事にでもするつもりなのだろうか。








なら、決まりを破る事にはなるが、彼女には逃げてもらいたい。







もう、なにもいらないから。






これ以上、人間が私達鬼を憎むのであれば、









私のせいで人間が死ぬなんて、もう懲り懲りだ。









「―――逃げろ! 人間!!」









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久遠(プロフ) - 日光☆さん» ハッピーエンド…なんですかねあれw でも、ハッピーエンドとして読んでいただけたのならよかったですあれハッピーエンドだと思って作ったのでええ。五回もコメントしてくださって、ありがとうございました!貴方の存在が結構支えだったり…ありがとうございました!! (2019年12月23日 22時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 最後ハッピーエンドだったので良かったです!お疲れ様でした!また作品作るの頑張って下さい! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - そうなのか…これからも頑張ってください! (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 日光☆さん» あはは…独占型+排除型から崇拝型とか依存型になっただけみたいな感じですからねぇ…四回目、ありがとうございます (2019年12月23日 16時) (レス) id: fa9adaf89c (このIDを非表示/違反報告)
日光☆(プロフ) - 義勇さんマシになったけど、やっぱ怖いわ (2019年12月23日 16時) (レス) id: 8aed0398ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久遠 | 作成日時:2019年12月16日 11時

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