月明かりに ページ1
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何にも見えないの。
いつもどおり、が消えてなくなったら、私は深い暗がりに落ちてく。
窓の近くは月のせいで薄く明るい。
手探りで部屋の電気のスイッチの方に歩いたら、
ふとテーブルの上のメモに気付いた。
“ 別れて ”
部屋の電気を付けてなくても、柔らかな光に照らされたその言葉は闇に浮かび上がってるみたいで。
私の何がいけなかったんだろう、なんて答えが分かんない問いを暗い部屋に投げかけると、小さく響いた。
静かに頬を伝う雫の冷たさは雨に似てる。
さよならさえ言えないまま、大好きな人は消えてく。
ほら、いつかみたいに。
「____ごめんね」
その言葉の意味は、分からなくて。
手を振って別れて、信号を渡ろうと足を踏み出した瞬間、背中に聞こえたその声の主は、
「かずくん、？」
振り返ったら、姿は人混みに消えてる。
あれ、気のせいだったのか、ってぼんやり思って、横断歩道を渡った。
それが、あなたからの最後のサイン。
淡い淡い記憶。
私の中に今も刻まれて離れない、大切だった日々の記憶。
「いらないこと思い出した…」
ふ、って息を吐いたら、こぼれ落ちてく涙を手のひらで拭う。
もう片方の手のひらで部屋の電気のスイッチを叩いたら、少し赤く跡がついた。
ぱ、って光が灯ったら、はっきりとその文字が、嫌になるくらいに視界に入る。
……別れて、か。
どうして、なんて知らない。
だって、昨日まであなたは幸せそうに笑ってくれてたから。
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きいろいあめ(プロフ) - 凜さん» そうですね、笑 しあわせしあわせ！いつもありがとうございます！笑 (2018年10月13日 22時) (
レス) id: f76b3d85cb (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - 恐れないでぇぇ；-； 幸せって言ってくてちゃうのすっごい幸せです＾＾ 2人して幸せやら平和で素敵ですね^ - ^ (2018年10月13日 18時) (レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
きいろいあめ(プロフ) - 凜さん» 嬉しいのはこっちです、！好きなものは好きなんて、私の方が幸せです、、憧れなんて恐れ多すぎる…笑 (2018年10月11日 23時) (レス) id: f76b3d85cb (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - え、なにそれ嬉しすぎますよ！！！コメントなんていくらでも書いちゃいますよ＾＾好きなものは好きです！憧れの人とお話しできるなんてこちらこそ幸せですよ（感涙 (2018年10月11日 22時) (レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
きいろいあめ(プロフ) - 凜さん» 凜さんからコメント貰えるの嬉しくて、通知来てるの見るの幸せです笑 (2018年10月10日 21時) (レス) id: f76b3d85cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろいあめ | 作成日時：2018年10月9日 18時
